安住氏は軽いし・・・

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立憲民主党などの衆院会派の控室ドアの廊下側に4日午前、新聞各社の4日付紙面6枚が張り出された。蛍光ペンの書き込みがあり、個別に「100点!」「0点」「出入り禁止」「論外」などと記されていた。論調への評価とみられるが、報道機関への圧力ととられかねない。立憲の安住淳国対委員長は記者団の取材に応じ、自ら記入したと認めて陳謝し、「調子に乗って張り出した。反省している」と語った。

新聞各紙に「0点」「出入り禁止」 立憲・安住氏、採点を国会に張り出し – 毎日新聞

立憲民主党の国会内にある部屋の扉に4日、新聞各社の政治記事を批評するコメントが書き込まれた紙面が一時張り出され、安住国会対策委員長はみずからが書き込んだことを認め「冗談のつもりだった。反省している」と釈明しました。

立憲民主党の枝野代表は5日、ラジオ番組で、「ちょっと調子に乗ったと思ったので、注意した。圧力というような気持ちがなくても、そう受け取られること自体がよくない」と述べました。

新聞記事に批評コメント 立民 枝野代表が安住国対委員長を注意 | NHKニュース

立憲民主党は、代表自ら自党関連の報道に積極的に「間違い」等のコメントをするくらい、新聞などのマスコミとは緊張関係にあるのですから、このようなことをしたらそりゃいろんな党の記者会見にコメントを取りに行かれるくらい騒ぎになるに決まってます。
(個人的に毎日新聞の『与党幹部は「野党は普通、マスコミを味方にするもんだ。敵に回すなんて珍しいな」と笑った。』という記述に新聞記者の本音が篭もっているように思います。)

私が特に今回のことで問題だと思うのは、張り出されたかどうかではなく、そもそも党内で論評している際に、採点姿勢、そして「出禁」という言葉遣いで論評していることですね。

それが「どういう情報の出し方をするといいのか」とか「どのマスコミにどういう情報が載りやすいか」の研究ならいいのですが、「出禁」やらの言葉を使っていては、枝野代表は『圧力というような気持ちがなくても、そう受け取られること自体がよくない』と述べていますが、気持ちはあるだろうとしか言いようがないですね。
普段の訂正姿勢と合わせ技一本でしょう。

更に、書いた本人だという安住氏の謝罪の発言が『ちょっと調子に乗りまして、不快な思いをしたんなら反省をしております』というものなのも良くないです。
別な報道だと更に多分記者に聞かれたんでしょうけど『出入り禁止と記した記事について「自民党の岸田文雄政調会長だけを書いて、われわれはほとんど無視された」と指摘』してたり、福山哲郎幹事長が「圧力だとは思わない。国会の状況を伝えてほしいという思いがあったのではないか」と下手くそな擁護しているのも良くないです。
「国会の状況を伝えてほしいという思いがあった」のならば「出禁」にはならないでしょう。出禁というのは間違いのまま放置する行為なので。

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昼前に張り出されたコピーは約30~40分で撤去され、安住氏は記者団に「調子に乗って冗談のつもりで感情の思うままに書いてしまった。伝え方が悪かった。反省している」と謝罪した。「くず」とした記事が自民党議員の質疑中心だったことに立腹し「思わずペンを走らせてしまった」と説明。「笑い話でやって、記者さんも大笑いしていた。気に障ったとすれば申し訳ない」と釈明した。

 コピーでは、「桜を見る会」に関する安倍晋三首相の答弁を「ほころび」と評した紙面に花丸マークが付いた。一方、自民党議員を大きく取り上げた記事には「×」「出入り禁止」などと書かれた。

 元NHK記者の安住氏は、特定の報道機関に取材規制とも受け取れる論評を加えたことについて「そんな大げさな話ではない。介入しようとは全然思っていない」と否定し、取材規制はしない考えを示した。政府・与党が同様の行為に及んだ場合の対応を聞かれると「人徳の問題だ。私に人徳がなかった。深く反省している」と答えた。

新聞記事をランク付けで掲示 立民・安住氏が謝罪 ハナマル、くず…産経は「論外」

そもそもの話からすると、日頃から安住淳氏は言動が軽い節があるように思います。

記者相手などに好き勝手発言している様が見受けられ、それが良い側に出るときもある場合もあり得るとは思うんですけど、今回のような、放言をやらかすことによるマイナス作用のほうが強いように見受けられます。

正直、このような言動の方は、責任を追う職に置くべきではないように思うんですけど、かといって代わりがいないんだろうな、というのが野党の悲哀ではあります。

(この辺、個人的には人材不足だけではなく、ピーターの法則的な作用も機能してしまっているように思います。質問力や発信力と管理職向きかどうかの違いというか・・・)

それは、「ピーターの法則」と呼ばれている。能力主義の企業において、会社員は優秀である限りは出世し続けるが、成果が出せなくなるとそれ以上出世しなくなる。

 その理由は「能力の限界を迎えた」「仕事内容が変わって能力を発揮できない」など、さまざまだろう。その瞬間、これまで順調に能力を発揮して出世してきた人が無能化してしまうのだ。

 この仕組みが繰り返されていくと、最終的にすべての役職が、無能な人で埋め尽くされていくのだ。ひとつ下の役職であれば優秀だったはずなのに。

無能な上司はなぜ生まれるのか? そこには「法則」があった « ハーバー・ビジネス・オンライン

安住氏の軽さ、立憲民主党に流れるマスコミ観、そういうものを多少なりとも修正しないと、今後も足元を救われると思います。

あと、山尾志桜里氏がこの件について「彼らと私は違うんです」と言いたいかのようなTweetをしていたのですが、山尾志桜里氏やその支援者である小林よしのり氏のマスコミへの姿勢とかその他諸々は、同じくらいかそれ以下の部分ばかりだろう、と思いますね。

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