興味乱舞に引きこもれず

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権利保護の緊縮削減に反対するブログ

民主主義 行政

IR贈賄容疑に関する怪しい人脈

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秋元司議員が、IRを巡って、企業から賄賂を受け取って逮捕された案件、一部登場人物が興味深い情報を持っていたので、それについて等々書きます。

まず、秋元司氏の容疑は以下の通りです。

秋元議員は17年8月から昨年10月まで内閣府副大臣のIR担当を務めていた。特捜部の発表によると、秋元議員は17年9月下旬、同社がIR事業を行うための便宜を図る見返りに、東京都内で同社側の3人から現金300万円を賄賂として収受。18年2月中旬にも、妻子とともに北海道への旅行の招待を受け、航空運賃や宿泊代など計約70万円相当の賄賂を受けていた疑いがある。

秋元議員を逮捕、IRめぐる収賄容疑 認否明らかにせず:朝日新聞デジタル

受け取った金額が少ないという指摘が一部にありますが、300万円の現金の授受だけではなく、旅行の招待も容疑に含まれたようで、そういう現金ではない形の収賄がこれからどんどん膨れ上がっていく可能性もあるように思います。

この秋元司議員、2019年に入ってから、様々な違法案件の疑惑が吹き出していました。

まず、4月〜6月に、東レに対して債務の支払い請求という非弁行為を行った、弁護士法違反をしたのではないか?という報道が週刊文春と週刊現代等から発信されました。

今年2月に発覚した東レの巨額不正取引事件。この事件に関連して、秋元司・環境副大臣が、東レの日覺昭廣社長に1億2000万円の支払いを求める電話をかけていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

弁護士法違反の疑い 秋元環境副大臣が東レ社長に「1.2億円借金取立て」 | 文春オンライン

秋元氏の事務所は、18日「そのような事実は全くない。大変遺憾だ」などと記事の内容を否定するコメントを出しました。

コメントでは、知人から相談があり、東レに債務の連帯保証をしているか確認するため電話したところ、社長から「そのような事実はない」と回答があったとしていて、借金の支払いを求めたという記事は、事実に反するとしています。

また、業者は「ヤミ金融」ではないとしています。

週刊誌「ヤミ金取り立て」報道「そうした事実は全くない」秋元環境副大臣が否定 | 注目の発言集 | NHK政治マガジン

秋元議員は、こうした一連の疑惑を報じた週刊文春の取材に対して、電話を入れたことも、L社のことについても「知らない」と繰り返している。完全否定したわけである。また週刊文春発売当日には、事務所を通じて「そうした(=ヤミ金融の借金を取り立てた)事実は全くない」とのコメントも出した。

だがその際、「知らない」との前言を撤回するような説明も自身のFacebook上で行っていた。

 「知人から相談があり、東レに債務の連帯保証をしているか確認するため電話したところ、社長から『そのような事実はない』と回答があった」「借金の支払いを求めたという記事は、事実に反する」

 との見解を示したのだ。「知らない」という発言と食い違っている。

内部文書を入手! 副大臣が東レ社長に「借入金取り立て」疑惑の背景(時任 兼作) | 現代ビジネス |講談社

この問題と同時期に、留学生ビジネスで問題になった東京福祉大学との関係も国会等で取り上げられました。

秋元氏に献金したのは、東京福祉大学の創設者で元総長だった人物です。元総長は2008年1月に強制わいせつ事件で逮捕され、懲役2年の実刑判決を受けました。元総長について同大学は「現米国大統領ドナルド・トランプ氏のフォーダム大学の同窓生」と文部科学省に説明しています。

 政治資金収支報告書によると、秋元氏が代表を務める「自由民主党東京都第十五選挙区支部」は2014年に元総長から50万円の献金を受けていました。

 また秋元氏は、同大学の客員教授と学校法人の理事を兼任していました。同大学のホームページには秋元氏の「政治、経済の分野をみなさんに教えます」というコメントが紹介されています。

留学生不明の東京福祉大 創設者 秋元副大臣(自民)に献金/理事、客員教授を歴任/問われる大学との関係

また 国の企業主導型保育事業をめぐる詐欺事件と関係しているのではないか?という疑惑も提起されていました。

また、2018年末には、粉飾決算をし、その捜査を受けた結果、上場廃止に至ることとなった会社から献金を受け取っていたという話もありました。

JASDAQ上場でバイオ燃料事業などを手がける(株)ソルガム・ジャパン・ホールディングス(TSR企業コード:291317502、品川区、中原麗社長、以下ソルガムHD)が9月3日付けで上場廃止となった。  今年5月、2017年3月期有価証券報告書の一部に虚偽記載があったとして証券取引等監視委員会より強制調査を受ける事態が発生。その後も調査が続き、2018年3月期有価証券報告書の、期限までの提出見込みが立たず、8月2日付けで整理銘柄に指定され今回の措置となった。

ソルガム・ジャパン・ホールディングス、上場廃止 : 東京商工リサーチ

環境省の秋元司副大臣が代表を務める自民党の支部が、粉飾決算の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けた企業から、去年、36万円の献金を受け取っていたことが分かりました。秋元氏の事務所は今後、全額を返金する方針だということです。

21日公表された政治資金収支報告書によりますと、秋元氏が代表を務める「自民党東京都第十五選挙区支部」は、ジャスダック上場の東京のバイオ燃料販売会社「ソルガム・ジャパン・ホールディングス」から去年5月、36万円の献金を受け取っていました。

「会社の業績や経営などよく知らなかった」秋元副大臣事務所 粉飾決算疑い企業から献金 | 注目の発言集 | NHK政治マガジン

そして、2019年12月初頭、今回の逮捕につながる初動となる、元秘書等の外資法違反容疑の家宅捜索がスタートしました。

海外からの現金を届け出なく持ち込んだ疑いがあるとして、東京地検特捜部が、国土交通省などで副大臣を務めた自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを外為法違反容疑の関係先として家宅捜索したことが判明した。特捜部は2人から任意で事情を聴いているとみられ、資金の流れの解明を目指す模様だ。家宅捜索は7日に始まり、8日未明まで続いたという。

秋元衆院議員、元秘書周辺を外為法違反容疑で捜索 任意で事情聴く 東京地検 - 毎日新聞

今回、秋元司議員が逮捕に至った件については、これらの過去の疑惑の積み重ねが引き金になった、というようなことが、複数の新聞にて書かれています。

秋元司衆院議員を巡っては、東京地検特捜部が今年七月、内閣府の「企業主導型保育事業」を巡る助成金詐欺事件に着手した際、容疑者との親密な関係がニュースサイトなどで取り沙汰された。特捜部が周辺の情報収集を進める中で浮上したのが、家宅捜索を受けた元秘書二人の存在だった。

東京新聞:秋元議員の元秘書宅捜索 東京地検 外為法違反の疑い:社会(TOKYO Web)

関係者によると、東京地検特捜部が秋元司容疑者に関心を寄せるようになったのは、昨年秋ごろ。不正献金疑惑など、秋元容疑者に関する疑惑が週刊誌などでたびたび報じられていたのがきっかけとされる。

東京新聞:秋元議員逮捕 国会閉会中、捜査急進 検察、昨秋から疑惑に関心:社会(TOKYO Web)

 政府が「観光立国」の目玉と位置づけるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐる贈収賄事件で、IR担当副大臣だった衆院議員、秋元司容疑者(48)が25日、東京地検特捜部に収賄容疑で逮捕され、事件は重大局面を迎えた。秋元容疑者に対する特捜部の捜査は今夏以降、半年間に及んだ。複数業界での疑惑を調べる中で、最終的に「職務権限が明確」(検察幹部)という「IR」にメスを入れた。

 秋元容疑者の資金集めに注目し、数年前から情報収集を進めていたという特捜部の捜査が、秋元容疑者周辺に迫ったのは、今年7月。特捜部が手がけた国の企業主導型保育事業をめぐる詐欺事件だった。捜査の過程で詐欺罪で起訴された男性被告が、秋元容疑者の政治資金パーティー券を複数企業に数百万円分購入させていたという疑惑が浮上したのだ。

秋元容疑者、複数業界で疑惑 職務権限が明確なIRにメス - 産経ニュース

このように、秋元司議員は様々な疑惑にまみれた政治家であります。

では、今回秋元司議員とつるんでいた、賄賂を送った側の人間はどうなのか?

賄賂を送った側の人間で、一番主役格として目立っているのは、紺野昌彦氏です。

ホームページやインスタなどを一見してわかることが、自己アピールに余念がない人物であるということです。

例えば、上記のページも様々な人とつながっている(かのように見える)記述をたくさん書いています。

その中にある
「野田内閣で、父親が国土交通大臣政務官として入閣しました。
家庭の事情で僕と苗字は違いますがね(^^;
ですが仕事などでの接点は全くございません。」
という記述の真偽について、最近複数のタブロイドメディア等にて取り上げられています。

 気になるのは、旧民主党が下野した2012年末の衆院選直後に投稿された記事だ。〈僕の父親は民主党の現職参議員議員(原文ママ)〉〈父親の伴侶も、民主党の衆議院議員で、今回は落選しました〉と記されている。13年7月のSNSには〈(父親は)5月上旬に日本維新の会に入党しました〉という記載もあった。

 これらの記事から浮かび上がったのが、「日本維新の会」の室井邦彦参院議員(72)。永田町のみならず、ネット上も大騒ぎとなっている。

 室井議員は03年衆院選で、民主党公認で兵庫8区から出馬し当選。紺野容疑者の記載通り、12年衆院選で妻・秀子氏が落選している。室井議員自身は05年衆院選で落選し、07年の参院選比例区で再当選。13年5月に維新に移っている。

 紺野容疑者は、本当に室井議員の子供なのか。室井事務所に問い合わせると、議員本人から折り返しがあり「本来はプライベートなことをお話ししたくはないのですが……」と言い、こう続けた。

  「今から約48年前、私が24歳の時のことです。ある女性と恋愛し、彼女が身ごもりました。紺野さんはその時の子供です。それで当時は、純粋に結婚したいと気持ちを固めたのですが、厳格な私の両親が許可しませんでした。それで結婚話はなくなってしまったのです。親権は先方に渡りましたが、私は子供を認知し養育費などもしっかりお支払いしました。この48年間、紺野さんとはほとんどお会いしていません」

秋元カジノ疑獄のキーマンも逮捕…維新議員の息子だった|日刊ゲンダイDIGITAL

「紺野氏は秋元氏と500ドットコムとの関わりを具体的に供述しているようです。彼は政務官経験のある現職参院議員の“隠し子”だと周囲に吹聴しています」(前出・検察関係者)

 当の室井邦彦参院議員が困惑気味に話す。

「若い頃に認知した息子であることは事実です。10年ほど前に、『会いたい』と連絡があり、一度会いましたが、カネに困っている様子でした。その他は沖縄に選挙応援に行った時に偶然会ったくらい。詳しいことは何も分からない」

秋元司議員、収賄容疑で逮捕 “カジノ疑惑”のキーマンは国会議員の隠し子だった | 文春オンライン

この親子関係は実態としては何ら意味を持たないどうでもいいネタのようです。
(ただ、室井邦彦氏、現在「愛人と県連を私物化している」などと批判されてことを時々見るので、女性との関係が自分に甘そうなのが気になります。)

ただ、紺野氏はこのような人間関係などを表にすることで、自己の影響力を過大に見積もらせようとしているようで、Instagramにもその傾向が見えてきます。

上記の札束もそうですが、以下の国会通行証をわざわざ写真に取ることもそういう権威付けのつもりなのでしょう。

こんな権威付けだらけの紺野昌彦氏に関連して、気になる点は2つです。

まずは、日刊ゲンダイが取り上げている12人の問題

この12人の中には、この情報が出たあとに判明する献金授受者5名は含まれていませんでした。

100万円の提供を受けたと指摘されているのは、前防衛相の岩屋毅氏(自民、大分3区)、中村裕之氏(自民、北海道4区)、船橋利実氏(自民、比例北海道)、宮崎政久氏(自民、比例九州)の4人と元郵政担当相の下地幹郎氏(日本維新の会、比例九州)だ。

「約2千万円もらっているIR三羽烏の議員がいる」秋元容疑者が逮捕前に語る 便宜供与リスト30議員 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

ただし、このような議員を集めた実績を利用して何かを行ってはいなかったか?
もしくは、これらの議員の人脈を利用して何かが行われなかったのか?という検証は必要であろうと思います。

一方、この5人のうちの一人の名前が上がっている、紺野昌彦氏の過去の事案があります。

それは紺野昌彦氏が2014年前後にカンボジアの不動産ビジネスに乗り出していた頃に、他の事業者と揉めたことがあります。
直接そのことを書いた、紺野昌彦氏じゃない方の当事者のブログは消えてしまっているのですが、それを転載したNEVERまとめは残っています。

このまとめを読み進めていくと、紺野昌彦氏側の弁護士として登場する自民党国会議員が存在します。

紺野氏の弁護士であり現職の衆議院議員でもある宮﨑政久先生の対応も、弁護士としてまた国会議員としての資質を疑ってしまうくらい相当にヒドい

シアヌークビルのコンドミニアム:ヴィクトリーヒルズの件 : カンボジアどっぷり日記(ウェブ魚拓)

当時の裁判関係者が今回の件を受けて書いているブログを見つけました。

宮崎政久衆議院議員(沖縄2区)は、2014年カンボジアで私のブログを訴えてきた紺野昌彦の顧問弁護士でした。

  現職国会議員が詐欺師の疑いがある人物紺野昌彦の顧問弁護士としていかがか?と当時もブログで問いましたし、判決内容が都合が悪い、事実関係が明らかになると察すると、判決当日に訴えを取り下げした弁護士が、宮崎政久衆議院議員です。

IR事件で逮捕された紺野昌彦の顧問弁護士は収賄疑惑の現職国会議員 | カンボジア不動産ブログ

というわけで、2014年には紺野昌彦氏と宮崎政久氏は関係があった可能性が高いです。

その一方で、宮崎政久氏は以下のような弁明をツイッターで行っています。

2014年に担当弁護士として面識があった可能性が非常に高いのに、2017年10月当時には「付き合いは一切ありませんでした」としているのです。
これは言及の内容を「2017年10月」に限定して過去の付き合いを隠している可能性がある、とても怪しい言動のように思います。

沖縄での県民投票に対する市町村レベルでの予算案秘訣による妨害策を指南した件でも「聞かれたからアドバイスしただけ」というような主張をかましたように、弁護士としての能力を、非誠実な自己弁護に費やしているのではないでしょうか?

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に向けた埋め立ての賛否を問う県民投票の事務予算案を県内の一部市議会が否決したことについて、宮崎政久衆院議員(自民、九州比例)は16日、那覇市内で会見し、市町村議員に「反対するよう説いて回ったことはない」と述べ、働き掛けを否定した。議員に予算案否決を呼び掛けている宮崎氏作成の資料について「取り得る手段を答えたにすぎず、報道されたような指南をした事実はない」と説明した。

県民投票の否決「指南」に反論 自民・宮崎氏「手段答えただけ」 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

・・・とこんなことを書いていたら、週刊文春が2012年時点で両者が面識があるということや、弁護の件もコメントをとってきたようです。

このように「全ては過去のこと」と宮崎政久氏側はしていくようですが、果たして本当に過去のこととして流せるような話なのか?
個人的には都合よく過去を整理した説明をしている時点でなにか怪しいと思うのですが・・・

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