3月20日、韓国の金浦空港にて、日本人男性が暴れて拘束された、というニュースが報じられました。
なんじゃこりゃ、と思っていたら、半日も経たずに驚きの続報が出されました。
なんと金浦空港で暴れていたのは、厚労省の課長だというのです。
この方は、内閣官房に行き、働き方改革を担当していたこともあるようで、講演などを多数行っていた記録などが存在すします。
この事象については気になったことが複数存在します。
まずは、この暴れた本人の暴れたあとの言説です。
NHKの取材に対する回答。
NHKの取材に対してこの課長は「飲酒していないにもかかわらず酒に酔っているとして搭乗拒否されトラブルになったが、暴行はしていない。騒ぎになり、もみ合いになったことについては相手に謝罪した」と話しています。
厚労省課長が韓国の空港で職員とトラブル 取り調べ 更迭
酒の匂いがしたというのは、その場にいた人の証言の報道もあったようですし、以下に貼る「I hate Korean」と吠えたり、暴れている際の動画を見る限り、これで酔っていないというのは通用しないように思われますし、本当に酔っていなかったらもっと酷いとしか言いようがない気がします。
その後のフェイスブックでの主張も酷いものでした。
武田氏は16日から渡航。トラブルを起こした当日の19日、自身のフェイスブックに「なぜか警察に拘束されてます。殴られてけがをしました。手錠をかけられ5人に抱えられ。変な国です」と投稿していた。
厚生労働省課長、韓国でトラブル 空港で暴行、ヘイト発言か | 2019/3/20 – 共同通信
武田氏は20日、自身のフェイスブックに「事実関係として酔ってない。暴れたが相手には当たってない。韓国人が嫌いだと言ったのは政治的意図ではなく職員への憤り」と投稿している。
よりによって韓国の空港職員に…泥酔・厚労省課長の暴行暴言に波紋
※2つ目のフェイスブックの投稿について、報じている記事をウェブ上では東スポと、中国語で共同通信が報じているものしか見つからなかったので、東スポの記事を引用しましたが、東スポの「よりによって韓国に」という見出しや「韓国側の格好の(反日)攻撃材料にされてしまう」という内容は、「I hate Korean」と言ってもおかしくない考え方をしていると思う、ということを先に述べておきます。
それだけでなく、厚労省は「一時拘束された」と述べていたものの、本当は現行犯逮捕されたこと、またこの逮捕の2日前にも問題を起こしていたことも事後的に認めています。
(韓国の報道では3月21日時点で逮捕されていたことを当たり前のように書いていますが)
武田氏は19日、泥酔状態で羽田へ向かう大韓航空旅客機に搭乗しようとしたが航空会社職員に制止された。武田氏は静止されたことに激憤し、物を投げたり職員を足で蹴ったり拳を振り回したりした。この過程で1人の職員が膝周辺を蹴られた。武田氏は通報を受けて出動した警察にも手を上げ、現場で現行犯で逮捕された。
金浦空港で泥酔騒ぎ起こした日本人男性、実は国家公務員だった…SNSに「韓国はへんな国」
武田氏は今月16~19日に私的な旅行で韓国を訪れ、帰国直前の19日に金浦空港の職員に暴行したとして警察に一時拘束された。厚労省によると、この時の拘束は現行犯逮捕によるものだった。さらにこの2日前の17日にも同空港でトラブルを起こし、飛行機への搭乗を拒否されていたという。また、海外に行く際に必要な上司の承認も得ていなかった。
韓国の空港で逮捕された厚労省課長、2日前にもトラブル:朝日新聞デジタル
これらの問題を見るに、どうも個人のモラル的な問題がとても大きいように思います。
無断渡航についても、週刊文春4月4日号によると、菅官房長官に自身の自民党会合での発言を全否定されたあとにタイにも無断渡航していたということで、韓国だけではないようです。
ただ、一点だけ気になるのは、憤りの結果「I hate 〇〇」って口から出てくるものなのかな?と。
しかも〇〇の中身が日本人で言う「JAP」みたいな蔑称ではないようなもので。
拙い英語力で思いついた結果なのかもしれないですが、ちょっとそういう発想をしたという面は気になります。
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