吸収する野党、吸収される野党

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2018年11月30日に告示される茨城県議会議員選挙。
自民党以外の勢力が各数議席しか存在しない茨城県議会。今回の選挙でも野党勢力の擁立する数が少なく、無投票当選なんていうふざけた選挙区もいつも多いので、正直あまり興味を持てずにいました。

茨城県議会勢力
いばらき自民党 40
県民フォーラム(国民民主党系) 5
自民県政クラブ(中村喜四郎系?) 5
公明党 4
日本共産党 3
無所属 3
(会派別議員一覧が茨城県議会ホームページに存在しないのが、とても不便)

そんな中、立憲民主党が2名を公認していて、先日、茨城での街頭演説を行いました。

公認された2名は、元社民党所属の玉造順一氏(水戸市選挙区 定数6)と元緑の党グリーンズジャパン会員現サポーター)の野口修氏(つくば市選挙区 定数5)です。

これは(共産党以外の)左の勢力が立憲民主党に集う動きが徐々に起こっていることの象徴のように私には見えます。

そのフレームは、先日の元社民党所属の石川大我氏の立憲民主党参議院比例区からの立候補表明により更に強化されました。

このような社民党や緑の党などの左からの立憲民主党への合流、私が知らないだけで徐々に起こっているのかもしれませんが、統一地方選挙と参院選によって一気に加速するのかもしれないですね。

次の参院選で、全国2%の得票をしないと、公職選挙法上の政党要件を失い、次回から衆院選では重複立候補ができなくなり、衆参どちらも比例区への名簿提出が、一定の人数を載せないといけなくなります。
(政党助成金を受け取るための、政党助成法上の政党要件は2022年の参院選まで継続します。この辺のズレは、新党改革を例に記事にしたことがあるので、詳しくはそちらを参考にしてください。)

公職選挙法上の政党要件死守を目標に0.01%でも得票を積み上げたいともがいている社民党にとって、このような足元の崩れはたとえ全体からしたら微小だとしてもとても痛いのではないでしょうか?

一方、地方組織が皆無な立憲民主党にとっては、たとえ極小でも地方組織運営の経験があるであろう元地方議員を吸収できるのは願ったり叶ったりだろうと思います。

この吸収する動き&吸収される動きがどこまで大きくなるのか、なっているのかはわかりませんが、今後の野党勢力図の鍵はこの吸収なんだろうな、と思いました。

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