天皇でマウントをとる産経と山谷えり子が嫌い

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【産経抄】6月8日 天皇陛下は初代の神武天皇から数えて第125代の天皇である。それでは区切りとなる50代目の天皇はといえば、西暦794年に平安遷都を行った桓武(かんむ)天皇だ。さらに第100代は南北両朝の合一がなった後小松(ごこまつ)天皇ということになる。

 ▼平安遷都といえばずいぶん古いことのように感じられる。だが日本の歴史の始まりからすると、天皇の代数で50代もたっている。南北朝時代もかなり昔というイメージだが、有史以来現代までの5分の4程度のころのできごとで、「ついこの間」のような気がしてくる。

 ▼日本の歴史の重要なことがらも「第何代天皇のころ」として見れば、ぐっと分かりやすく身近に感じられる。しかしそんな日本の歴史も、枝野幸男官房長官にはあまり関心事ではなさそうだ。一昨日の参院決算委員会での「答弁」でそう感じた。

 ▼山谷えり子議員が、天皇、皇后両陛下の被災地ご訪問にからみ「天皇陛下は何代目の天皇かご存じか」と尋ねた。これに対し枝野氏は「存じません」と答えたそうだ。日本人なら誰でも知っていると思っていただけに、このニュースは衝撃的だった。

  ▼確かに戦後の歴史教育は神武天皇についてすら教えてこなかった。昭和39年生まれの枝野氏だから無理はないとの見方もあろう。だが歴史や皇室に少しでも関心のある人なら、簡単に調べられることである。しかも枝野氏は菅直人首相の後継候補に名前があがり、政府の中枢にいる。

 ▼もし首相となれば、外国要人との会談の合間に「日本の天皇は何代続いていますか」と聞かれるかもしれない。答えられなければ国として恥をさらすことになる。政治家は国の将来だけでなく、その歴史も背負っているのである。

なんでこう素直に最後の部分の考えのみを広げていこうと思わないんでしょうかね、と思いました、最初コレ読んだ時に。
どういう流れでこういう質問になったかはこちらのBlogに詳しく書かれているので、それを参考にして欲しいのだが、要するに「せっかく金かけて作った皇室の歴史?を紹介してるDVDをムダにしないでね」って話につなげるための質問であるのです(そんなもん活用しなくても個人的にはいいじゃん、って思ってしまいますが)。

だけど、それから派生して自分の主張を強化するために、産経は「枝野官房長官は日本の歴史に興味がない」とか「日本人なら誰でも知っていることを知らない」とかいう意味不明な煽りを行い、この質問を行った山谷えり子議員は「戦後の教育では、日本の国柄というのをやっぱり教えていないから、こういう事も答えられないんだ。枝野さんも戦後の教育の被害者なんだ」みたいな意図の事をいうことをいうわけです。

山谷えり子議員の場合は教育に関する決算についての質問なんで、教育批判をしても、関係ない話題ではないから、べつに、良いのだろうと思います。

皇紀だなんだでマウントとられてもイラッとはしますし、全く共感もなにもできないですけど。

産経は、もう意味不明としか言いようがないです。『平安遷都といえばずいぶん古いことのように感じられる。だが日本の歴史の始まりからすると、天皇の代数で50代もたっている。南北朝時代もかなり昔というイメージだが、有史以来現代までの5分の4程度のころのできごとで、「ついこの間」のような気がしてくる。』とか、天皇の代数が入ってくることで、余計わかりにくくなっているように感じますし、『山谷えり子議員が、天皇、皇后両陛下の被災地ご訪問にからみ「天皇陛下は何代目の天皇かご存じか」と尋ねた。これに対し枝野氏は「存じません」と答えたそうだ。日本人なら誰でも知っていると思っていただけに、このニュースは衝撃的だった。』という産経の文章の展開の仕方が私にとっては衝撃的です。
結論として出てくる『もし首相となれば、外国要人との会談の合間に「日本の天皇は何代続いていますか」と聞かれるかもしれない。答えられなければ国として恥をさらすことになる。政治家は国の将来だけでなく、その歴史も背負っているのである。』という部分には私はそこそこ納得したので、なんでシンプルにこの筋だけで書いていかないのかなぁ、というところに産経の意地の悪さというか、右翼の意地の悪さを感じます。

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