ユネスコへの拠出金や分担金を停止しようと自民党が言い出した

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時事通信の報道いわく
自民党の合同部会(外交部会など)で、今回ユネスコが世界記憶遺産に中国が申請した南京大虐殺の資料を登録したことを受けて、ユネスコへの拠出金や分担金を停止するように政府に求める決議がまとめられ、政府に提出されるようです。

自分に都合が悪い動きが出ると、拠出金や分担金を引き上げるっていう動き方、私は『どこのアメリカだよ』と思ってしまったんですが。

なんというか、そのアメリカ以上の凄い行き当たりばったり感を感じるんですね。背後で記憶遺産を裁定する?ユネスコの委員をある程度までは説得していた、説得できていたなんて話が全く出てこないのが気持ち悪いというか…

と書いていたら、朝日新聞の報道がツイッターでながれてきまして、そこには『正式に登録撤回を要求し、拠出金などの停止などの対応を求める決議がまとめられた』ことと、もうひとつ、政府の動きを表す非常に重要かつ唖然とした事実が記述されていました。

以下『』内がその部分の引用です

『会議では、「南京」を審査した国際諮問委員会が開かれたアブダビ(アラブ首長国連邦)に「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗・明星大教授が外務省の民間協力者として派遣されていたことも報告された。』

新しい歴史教科書をつくる会というのは、日本は自虐史観にまみれているなどという妄言を吐きながら、その自虐史観を子供に根付かせないために歴史系の教科の教科書を新しく作っている団体で(その後育鵬社系と分裂、盗作騒動を起こすのですが、それはまた別の話)、そういう団体の元副会長が外務省の民間協力者として存在しているなんて、さすがそういう歴史修正主義と仲良しな安倍自民党体制だなぁ、と思いますね(外務省のトップである宏池会の岸田外務大臣は何も異議がないんですかね?こういう歴史修正主義に文句をつけない宏池会ってなんの存在意義があるんですかね?)
(新しい歴史教科書をつくる会の教科書の評価は『採択相次ぐ!「育鵬社教科書」本当の問題点
「右・左」だけでなく、グローバル視点で課題(http://toyokeizai.net/articles/-/81377)』とか『「つくる会」歴史教科書を使ったら… 「教師の力量」に不安の声 愛媛・東京の教育現場から(http://www2.tky.3web.ne.jp/~norin/ehime-textbook.html)』『自由法曹団による資料(http://www.jlaf.jp/html/menu2/2011/20110613130341_10.pdf)』『知ってもらいたい扶桑社版『歴史・公民教科書』のこわさ!(上 http://homepage1.nifty.com/okonomigaki/200109/a1.html
)(下 http://homepage1.nifty.com/okonomigaki/200110/a6.html)』などを参考にしたらいいと思います)

またこの『高橋史朗』という人物がいわくつきで、一部の人には有名な『親学』を提唱・推進している人物なのです。
親学とは…説明面倒なんでニコニコ大百科の説明(http://dic.nicovideo.jp/a/親学)とか親学のムック – 新小児科医のつぶやき(http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20121225)とか「親学」ってどうよ?お母さん達のホンネ(1)(http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/imadoki/070530_19th/)を読むと良いと思います。
(この名古屋市(http://www.manabu.city.nagoya.jp/about.html)みたいに親学が自治体に入り込んでる例がけっこうあるので皆さんもしらべてみては)

いろいろ読むとわかるように、親学とはさまざまなことを親に学ばせるなど、いろんな責任を親に押し付けるようなろくでもない伝統を推進しているもの(最近話題になったのも自閉や発達障害を親のせいにするかのような記述を伴った親学をベースにした教育基本条例案が大阪維新の会からでてきたためですからね)なのですが、そういう方が日本政府公式の民間協力者になるなんて、さすが親学推進議員連盟の会長が総理大臣で、重役が文部科学大臣を行う政府だな、と思いますね。
というか高橋史朗氏に民間協力者として適切な人脈等々があるのか?というのが疑問なんですが、あるのですかね?

トンデモ歴史観を政府が推進していくのをこのような民間協力者を認めてしまう政府与党を選挙で選んでいる以上、我々には声をあげ抗議をする以上に出来ることはないのかもしれませんが、あまりにも酷すぎて本当に呆れるばかりです…

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