(2014年)安倍総理による政敵への嫌がらせに利用された日の丸

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 「ありったけ日の丸の小旗を用意しろ。過激派の支援を受ける枝野幸男(民主党幹事長)の地元に日の丸をはためかせるんだ…」

 8日深夜、首相(自民党総裁)、安倍晋三のこんな指示が、東京・永田町の自民党本部4階の幹事長室に降りた。

 翌9日夕、埼玉5区のJR大宮駅前は、日の丸の小旗を手にした聴衆約4500人(自民党発表)で埋め尽くされていた。選挙カーの上で安倍は満足そうな笑みを浮かべた。

 「この選挙は日本が前進するか、後退するかを決める選挙です。でも民主党はあの混迷の時代に戻そうと言っている。その代表格が枝野さんだ。確かに弁舌さわやか。菅直人首相の下で官房長官を務めた華麗な経歴。でも果たして結果は出たでしょうか。残ったのは混乱だけだった」

 安倍がこう訴えると日の丸の小旗が一斉にはためいた。街頭で小旗の回収係を務めていた若手党職員はこう思った。「首相は本気で民主党を潰すつもりだ…」

【激流・衆院選(上)】「枝野の地元を日の丸で埋め尽くせ!」 首相、本気の民主潰し 菅直人元首相らを次々狙い撃ち – 産経ニュース

産経新聞が2014年の衆院選の際に書いていた記事です。

『左翼がまともな人間ではないと思うのは、日の丸・君が代を嫌がるから』みたいな事が安倍総理を支持してそうな右界隈では普通に述べられますが、その一方でこのような使われ方をしていては、そうでもないはずの非自民党支持層の中にも日の丸は政敵が掲げるアイコンとして嫌悪するしかなくなる人が出てきてしまうのではないでしょうか。

政敵を潰すために日の丸を利用する。
党の勢いを示すために日の丸を使う。
党のアイコンではなく日の丸を。

これは、私には『都合がいいから、自民党の敵は国旗に嫌なイメージを抱いて下さい』という動きのようにも思えます。

こういうことをしてしまうから、日の丸は、政治的には特定勢力の支持を表す物という意味合いを余計に強めていくのではないですか?

普段から、分断を強めることで、相手の異様な点を表面化させ敵を潰すのが、(この頃の)安倍総理のやり方なのでしょうけど、それが社会にとって、どのような効果をもたらしているのか、個人的には、暗澹たる気持ちしかありません。

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