『なんであんな国が好きなのか』と言っても平気な政治家

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山本氏は来賓あいさつで、三原氏の政治姿勢をたたえた上で「ついていけないのが(三原氏の)アフリカ好きでありまして、何であんな黒いのが好きなんだっていうのがある」と述べた。三原氏は国会議員らでつくる日本・アフリカ連合友好議員連盟(会長=逢沢一郎衆院議員)の会長代行を務め、今年7月は現地視察している。
山本氏は25日、福岡市内で取材に応じ「アフリカが『黒い大陸』と呼ばれていたことを念頭にとっさに出た言葉だった。差別的な意図はないが、表現は撤回したい」と話した。

アフリカ支援に「何であんな黒いのが好きか」

二週間以上前ですが、11月23日に山本幸三議員が、アフリカ好きな国会議員について『何であんな黒いのが好きなんだっていうのがある』と話し、25日に撤回するという事態がありました。
『差別的な意図はない』と述べていますが、シンプルに『なんであんな国を好きなんだ』と言い換えれば、どう考えても、対象に対して差別心を抱いているというか、対象を蔑視していることは明白ではないでしょうか。

また、山本幸三氏が念頭にしていたとしている『黒い大陸』。
この言葉も、結局は、アフリカを『劣っている』『遅れている』『乱れている』というようなイメージがつきまとうような言葉であるわけで、たとえそれを念頭にしていてもシンプルな人種差別ではないというだけで、様々な差別心を抱いている疑いから逃れることはできないでしょう。
(最初は『未知な土地である』ことから黒い大陸と呼んでいたようですが、その後、劣っているなどのイメージがつきまとうような言葉になっていったようです。)

文明と文化の地平の拡大

それをさも『シンプルな人種差別のみが差別である』かのように弁明しているのは、差別という概念に疎いことの証明であり、その”無知”について批判されるのは当然でしょう。
近年の国会ではヘイトスピーチに関する議員立法も行われているのですから。

また、たとえ差別でなかったとしても、『あんな黒いの』呼ばわりはどう考えてもアフリカに失礼であるということが念頭にない時点で、外交にも関わるであろう国会議員としてはどうしようもないレベルであるように私は思います。

過去にも『一番のがんは学芸員』やインサイダー問題の調査への圧力?など、いくつか問題暦がある山本幸三議員ですが、今回もまたどうしようもない話が一つ増えたようです。

幸三改革が止まらない「一番のガンは学芸員」「小動物獣医師の給与を下げるべき」など
Q.先生の座右の銘は? A.去私利他!! Q.それは誰の言葉ですか? A.これは僕の造語だけど、お袋から「世のため、人のために」と言われていて、それを表した言葉だと思って作ったのだ。けど元々は仏教の経典に「自利利他」と言う言葉があるんですが...

(個人的に、リフレ派と呼ばれる方々が問題を抱える場合、こういう差別や暴言などの問題を抱える傾向があるように思ってます。多分、偏見だと思いますけど)

2017/12/14 1:01 追記

山本議員の『なんであんなに黒いのが好きなんだ』という言い方は、どう考えても差別的で、蔑んでいるようにしか聞こえません。釈明で使った『暗黒大陸』という文脈での『黒い』という言葉が、植民地支配や搾取の歴史の苦悩を意味しているということは、若い私たちでも理解しています

「あんな黒いのが好きなのか」山本衆院議員の発言にアフリカ系日本人のティーンズたちが、衝撃を受ける

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