(イギリス)もともと離脱反対のメイ首相でも個人的な考えは横に置き国民投票の結果に忠実に従おうとしている。まさに成熟した民主主義国家だ。他方大阪では、統一地方選挙、知事・市長のダブル選挙などで何度も大阪都構想が支持されたのに、大阪府市議会のおたんこなすは民意を無視し続けた。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2017年1月17日
これ、まるでおかしいことを言っていると思いませんか?
イギリスは国民投票以外は全部離脱反対側を支持するような民意が示されいていたのに、離脱反対だったメイ氏が自ら、ボリス・ジョンソンやナイジェルファラージに任せずに、離脱の道筋を作ったわけです。
一方で橋下氏や大阪維新の会はイギリスでいう国民投票、つまりは住民投票で都構想が否決された時どうしたか?
あなた達、都構想反対派に全部問題解決を投げつけましたよね?それ以外の考えを自ら設計することを投げ捨てましたよね?
そこは維新側が、イギリスのように自ら制度設計をすべきだったんじゃないのでしょうか?
実際、都構想賛成派の主張のように自民党側の大阪会議が自民党のボイコットでダメになっていたとしても、イギリスだって離脱賛成だった人間がトップに立たずにボイコットしているのに、離脱反対だった人がトップに立って離脱の設計をおこなっているのですから、都構想賛成派が地方行政のトップ(立法でも実質トップ)を握っている以上は、自らで大阪会議を理想形に設計スべきだったのではないでしょうか?
少なくとも大阪会議について「制度として不完全極まりない。全く機能しない」とか他人事を言っていた当時のトップで有った橋下市長がイギリスを持ち出すのならば、一番見習うべき存在だったのではなかったのか?と思います。
ポスト都構想案の枠組みは固まったが、住民投票で自民などの攻勢の前に敗れた橋下氏は、成立した大阪会議については「制度として不完全極まりない。全く機能しない」と切り捨てる。
特に会議の委員数について「民間企業でも30人で役員会をする企業はない。意思決定機関を合理的にするのが今の流れで政治や行政が浮世離れしている象徴」と指摘。都構想案を否決に追い込んだ自民の提案のため「維新は付き合う」としながら、「一度やってもらったらいい」と“お手並み拝見”とばかりに突き放した。
こんなことやってた人間がイギリスを持ちだしても、自分がまずいちばんにやってみせるべきだとしか言いようが無いでしょう。
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