貧困を取り巻く酷い事情

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「沖縄の貧困」を最底辺で支えるヤミ金の壮絶 | 貧困に喘ぐ女性の現実 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

この記事を読んで色々書きたくなったので、書きます。

 

事例を書くことと偏見を招くこと

この中村淳彦氏の書く記事すべてに付きまとう話なんですが、事例を書くことで偏見を招いているのでは?という疑問が毎度湧くんですよね。

「オモテに出すべきではない事実」とか「事実の取捨選択が恣意的ではないか」とかそういう疑問について全く気にしていなさそうなのが気になるんです。いつも。

そういう繊細さがない人しかそういう場所を取材しないんでしょうが、そういう繊細さがなさそうな人が(若しくは別な方向に繊細さが暴走してる人が)取材ということで、そういう人と関わってしまうことが、どういう影響をもたらしているのかな、ということも気になったりします。

 

貧困ビジネスの酷さ

法的措置をしても自宅に押しかけると脅すことで、実力で返済させるなど、人間の弱点につけ込んで儲けている事がこの記事からもよくわかると思います。

自らへの負の視線すらも強みにしてしまう、悪い意味で逞しい生き残り方をしているんです。

そして、借金をしていると見ると自らの社会を守るためなのか、個人を見捨てる社会が成立してしまっていることで、さらに貧困ビジネスが生きやすい世の中になってしまっているんです。

これは沖縄の問題ではなく、強弱の差はあるでしょうが、いろんな土地で起こっている現象だと思います。
自らが生き残るためには他人を切り捨てないといけない、そういう考えの結果、どんどんセーフティーネットから人を投げ捨てる事になっているのです。

決してセーフティーネットの網目が粗いんではなく、そのセーフティーネットに引っかかっている人や将来引っかかりたい人が、重くなって網が破けるのを避けようとして、セーフティーネットに引っかかって居る人を投げ捨てているのです。

そういう事をどうやって止めるのかが、こういう悲劇を少なくするための課題なのだろうと思います。

 

「昼の仕事ができるのは、おカネがある人だけ」

この言葉、本当に重要な言葉だと思います。

この言葉は風俗嬢の方だけに適用できるような狭い言葉ではありません。

ある程度の土台がないと月給の仕事では働けないし、ましてや転職など出来るはずがない。

仕事の不満をいう人に『転職すればいい』とか『辞めればいい』と簡単に言うような人、若しくは需要調整とか言って労働者の転職を推進するような金持ちども人に認識してほしい事実です。

本当に正常で健康な労働市場を作りたいならば、そこのプレーヤーである労働者にきちんと自由にプレイできる土台を提供することが大事だということです。

それが出来ないままならば、その市場で一方的に強者となる企業を徹底的に弱体化させないと、その市場は機能しない市場としかならないでしょう。

 

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