「金持ちの道楽防止に供託金を増やせ」という意味不明な主張

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世田谷区千代田区議会議員の方がマック赤坂都知事候補について論評しながら「金持ちの道楽や、自己の主張を目的とした輩が多すぎ。供託金300万円が安すぎると思います。」と訳のわからない事を述べていました。

まず、自己の主張を目的として出馬することの何が悪いんでしょうか?

選挙に出馬するのに自己の主張を目的にしてはいけないなんて初めて聞きましたが、この区議会議員さんは何を目的に選挙に出馬したんでしょう?

区の為に自己犠牲することだけが目的とかですかね?
それでも別にいいですけど、例えそうならば、議員は自己犠牲すべしという自分の主張を目的としていると思うのですが。

(というか普通何らかの政策という自分の主張を通す目的で出馬するでしょ?という話です)

そして一番馬鹿馬鹿しい『金持ちの道楽』云々について

選挙を金持ちの道楽化させたくないなら金持ち以外が出馬できるように供託金は下げるのが当たり前でしょう。

供託金を上げたところで金持ちは出馬することに代わりがない。むしろ金持ち以外の有志が出馬を阻害されるだけに終わります。

金持ちの道楽を防ぐならば供託金以外で防ぐのが当たり前の考え方でしょう。

そもそも供託金300万という額は非常に高額と言えます。
世の中は年収300万円時代ですよ?普通の人間は年収と同じ額を払わないと出馬できないんです。
それをさらに上げるというのは被参政権を普通の人間には許さない、極端に言えば政治貴族以外は出馬するな、という考え方です。
そんなの許容するわけにはいきません。

被参政権に関連する話として書きますが、現在、投票率低下が問題になっていますが、そもそも被参政権が間接的な圧力で自然に制限される仕組みになっている(結果選択肢が自然と制限されて投票率は下がる)というのも問題になるべきではないかと思うのですが、統治側にたつ自民党地方議員にはそんな発想は無いみたいです。

例えば供託金があることで当選可能性のない候補者をはじめから出馬させない、という選択肢の選別がされているわけです

また、供託金は、何度も出馬することで新たな選択肢として定着するという新興勢力の政治活動を阻害する仕組みであるとも言えます。
つまり既存勢力(既得権益?)を守る制度なんです。
それを破れるのは(幸福実現党のような)新たな金持ちだけだなんてふざけた話はあってはならないでしょう。

金持ちの道楽を防ぎたいならば、供託金をなくし候補者を乱立させ金持ちの存在感を無くす方向にする方がまだ健全です。

私は供託金を上げるなんて暴論を一有権者として許しません。

追記

マック赤坂氏のツイッターアカウントにこの記事を取り上げられ、記事内容の事実の間違いを訂正されるという非常に貴重な経験をいたしました。ありがとうございます。

私は映画立候補を見ていらい、良くも悪くもマック赤坂氏を筆頭とする世間的には「泡沫」とされるような方の選挙活動に注目し、意味を見出そうとしている人間ですので、そういう意味でも供託金を上げるということはしたくないのです。


 

 

 

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