平成22年10月5日 農林水産委員会 柴田巧

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議事録引用

 

 先ほどからいろんな試算がありますように、このまま突入をしていくとなると農林水産業に甚大な影響が出る、あるいはそういったものを基幹産業とする地方、地域で、ただでさえ厳しい中に、いろんなこれからは問題が深刻になってくると。雇用の問題、いろいろ菅総理も一生懸命取り組んでおられる割には、地方の、地域の雇用問題がより一層深まるということも考えられるわけですし、農林水産関係はやっぱり幅広い、すそ野の広い産業です。その生産資材や飼料や農業機械や輸送業等々幅広い関連産業があるわけで、そういったことも含めて多大な影響を与えることになりかねないということにはしっかり留意をしなきゃなりませんし、ひいてはこの国の歴史や文化や伝統や、そういったものを揺るがすといいますか、言わばこの国が根なし草になってしまいかねない、そういった問題もはらんでいるTPPの問題だというふうに認識をしっかりせねばならぬのだと私は思うわけですけれども。
にもかかわらず、これをどうしてもやるということであるならば、しっかりとした、じゃ、これに参加することによって農業をどう強くしていくかというものはセットで出てこなければ、やはりこれは納得できるものではないでしょうし、交渉の参加を口にするばかりで、日本の農業をどうしていくか、強くしていくかということが欠けているから、多くの国民がやはりこれは大丈夫かなと思わざるを得ないわけですし、したがって、そういうものが今明示的に出されていないがゆえに議論が深まっていかないというのはあると思うわけで、これはまさに菅総理大臣というか、この政権の持つ、何か言わば場当たり的で戦略のない、そういったことがこの問題、まあ尖閣も北方領土もそうかもしれませんが、この問題にも現れていると言わざるを得ないと思います。

 

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