おおさか維新『サッポロビールと同じ』

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 おおさか維新の松井一郎代表(大阪府知事)は7日、京都府長岡京市の街頭に立った。補選を控え、あえて党名の意味に触れた。

「『おおさか』は、地域の名前じゃない。大阪でやっている改革の象徴だ」

昨秋の結党以来、今回の補選が国政選挙での「初陣(ういじん)」。新顔で元党職員の森夏枝氏(34)の擁立を決めた。地盤の大阪府に隣接し、JRや私鉄で大阪に通勤する住民も多い地域で比較的戦いやすい土地だが、不安材料は党名に代表される「おおさか」印への反発だ。

ある幹部は京都人の気質をテーマにした井上章一氏のベストセラー「京都ぎらい」を読み込み、研究した。実際、街頭演説では聴衆から「『おおさか、おおさか』言わん方がいい。面白くない人もいる」と言われた。政策ビラを配った大阪府内の市議も手応えが感じられないようで「ただでさえプライドが高い土地。『おおさか』の連呼は逆効果かも」と話す。

党名については当初から内部で「地域の広がりを欠く」との批判があったが、名付け親の一人である橋下徹前代表が「東京一極集中是正の象徴」とこだわって、押し切った経緯がある。松井氏らは少なくとも参院選終了まで変えない方針だが、たもとを分かった「維新の党」が解党。区別の必要もなくなり、「日本維新の会」復活など改称論がくすぶる。

不安を抱えつつも、地方議員がわずか10人という京都の現状では、約160人の地方議員を抱える大阪の組織力と、橋下氏が進めた大阪の改革イメージに頼らざるを得ない。今月1日の選対会議では、党京都総支部の田坂幾太代表が「大阪での改革を堂々と言ってほしい。自信を失えば選挙にならない」と直訴した。

陣営は二つの「訴え」をひねり出した。一つは北海道にルーツを持つサッポロビールの例え。街頭などで「サッポロビールは札幌だけで売っているビールじゃない。全国で飲まれている」(下地幹郎・国会議員団政調会長)として、有名ブランドを引き合いに、地域限定の党ではないことを強調する。

もう一つは古都のプライドをくすぐる「維新つながり」アピールだ。京都市伏見区は坂本龍馬が襲撃された船宿「寺田屋」もあり、明治維新の志士ゆかりの地。宣伝カーが「京都は『維新』発祥の地」と盛んに流す。維新関係者も「苦しい言い訳」と認める戦略だが、正面突破を図る。

京都人に党名「おおさか」響くの? 悩める衆院3区補選:朝日新聞デジタル

まさかおおさか維新の会という名称を『サッポロビール』という一企業に例えて、擁護しだすとは思いませんでした。

政策の話でも、例えば待機児童で『横浜方式』なんて言葉があるように、その地方のやり方をほめたり推進したり議論するときに地名が使われることがあるので、「『おおさか』は、地域の名前じゃない。大阪でやっている改革の象徴だ」というのは『おおさか方式』を推進しているならば間違いではないでしょう。

でも、国政で推進できるおおさか方式って何なんですか?って言われても『改革です』とか『維新スピリッツです』みたいな、他の言葉ですんなりと代用できるものなんじゃないのか?って思うんですよ。

そこがはっきりと固まっていないから『おおさか』が地名と化してしまっているって話でしょう。

また、サッポロビールというブランドは確かに浸透していますが、それは『サッポロが発祥』ということがプラスイメージになっているからであって、それだから『おおさか』もプラスイメージにしてほしいというのは、ありえない主張だとしか言えないのではないでしょうか?

また、サッポロビールはエビスビールを製造したり、地域限定ビールを製造したりと(地域)ブランドを使い分けていたりします。

さらに、Wikipedia情報ですが、最近は本業よりも不動産で稼いでいるなどの揶揄がある程度には全国的には苦戦して、北海道内のシェア確保に邁進しているといいます。
そして、関西ではサッポロビールはアサヒビール・サントリー・キリンビールなどにシェアでずっと負けていると。そういうブランドを使ってまで正当化しないといけないというのはちょっと苦しすぎるのではないでしょうか?
(サッポロビールに関しては下地が関西の空気感をわかってない説もありそうですが、それは置いておいて。)

サッポロビール – Wikipedia
サッポロビールがない!! ( 飲み物 ) – むうさんのランニング天国 – Yahoo!ブログ

まだ、維新ブランドを熱心に推進するだけのほうが印象としてマシだった気がします。個人的に下地幹郎氏にはいい印象がないのですが、また余計な一手を打っているようにしか、私には思えないです。

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