入管収容所で待遇改善を訴えた男性、自殺を図る。

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記事が出てから一週間近く経過してしまったのですが記録のために。

このブログでも取り上げましたが、大阪入国管理局収容所での長期収容者に対するひどい扱いに講義するためのハンガー・ストライキが今年2月の中旬に行われていました。
大阪入管でハンガーストライキがあった件 | 興味乱舞に引きこもれず

そのハンガー・ストライキに当時、参加していたイラン人男性が、3月28日に首吊り自殺を図っていたことが仮放免者の会によって明らかにされたというのが、朝日新聞の社会面に掲載されていたようです。
(多分、大阪などの関西方面の紙面のみのベタ記事なのではないかと思われます)

これを受けた報道が一部あったことで、待遇の酷さが周知されたことを理由にハンガー・ストライキを解除していたのですが、その参加者が自殺を図ったとのことです。
(ちなみに、このハンガー・ストライキを受けた待遇改善が収容所で行われたという話は全く聞こえてきません)

自殺を図る理由というのは、他の普通の行動と同じように『これは原因ではない』と言い切るということは本人以外にはほとんど不可能だと私は思っています。ですので私はどのようなことでも『関わっていると仮定する』上で行動したほうが良いとかんがえています。

それを前提に、今回の自殺にもハンガー・ストライキに関する経緯が関わっていないとは言えないと思うのです。
(ココらへん、いじめ自殺とかとベースは一緒です。)

入管収容所の待遇改善、そして収容所内事情の一定の透明化、これが今、必要とされていることなのではないでしょうか?

『収容された人間の行動を過度に制限し、所内で起きた出来事を事実関係も含め非公開とする収容所の態度は、至急辞めるべきである』ということです。

そして今回、自殺を図ったとされている男性が、後遺症などなく、これからは平穏な日々を暮らせることを心から願っています。

 

■ハンストの男性、自殺図る

大阪入国管理局(大阪市住之江区)に収容され、ハンガーストライキで処遇改善を訴えた30代のイラン人男性が28日、首つり自殺を図った。収容者の支援団体「仮放免者の会」が明らかにした。府警住之江署によると、男性は病院に運ばれる際には意識がなかったが、命に別条はない。大阪入管は「事実関係を含め答えられない」としている。
大阪入管では2月、外国人男性53人が医療態勢の改善や長期収容回避のための仮放免などを求めたのに対し、入管側から明確な回答がなかったとして一部の男性が数日にわたり、ハンストをした。

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