選挙区調整の隙につけ込むおおさか維新

この記事のアクセス数
430PV
この記事は約3分で読めます。
記事内にアフィリエイトリンク等の広告が含まれています。

おおさか維新の会が次期衆院選の静岡1区で、小池政就元衆院議員の擁立を検討していることが19日、分かった。党幹部らが明らかにした。20日に大阪市内で開く幹部会合で協議する方針。

おおさか維新が元職の小池政就氏擁立へ 維新の江田憲司前代表と活動歴  (産経新聞) – Yahoo!ニュース

このニュース、記事だけを見ると、なんで江田グループ系の人間をおおさか維新が擁立しようとするのか不思議に思うかもしれないのですが、それは以下の情報と同時に見ることに腑に落ちるのではないかと思います。

 

前衆院議員の高橋美穂氏(50)=静岡市葵区=が28日までに、次期衆院選に静岡1区から出馬する意向を明らかにした。近く正式表明する見通し。
 高橋氏は静岡新聞社の取材に、30日に予定する支援者らの集会で「静岡1区で衆院議員を目指すことを表明して支援をお願いする」と明言した。現在、総支部長が空席の民主党の公認候補を目指す考えも示している。

高橋前議員が衆院選出馬へ 静岡1区|静岡新聞アットエス

 

民主党県第1区総支部は29日、次期衆院選で静岡1区の立候補予定者になる総支部長の選考委員会を設置した。静岡市内で開いた役員会で選考基準などを承認した。

民主静岡1区が総支部長選考委 基準など承認|静岡新聞アットエス

 

今月からは生まれ故郷の静岡市にて居を構えております。

そして母校静岡高校の先輩であります、牧野聖修元衆議院議員のご指導を賜りながら、近く政治活動を再開する予定です。

離党のお知らせ|高橋みほ オフィシャルブログ「みほの突撃日記」Powered by Ameba

この二つの情報が、先程のニュースを読み解く鍵なのだろうと思います。

民主党は独自候補の擁立を目指している、そして前の静岡1区の候補だった有力者牧野聖修氏と高橋みほ氏が一緒に活動し、静岡1区から出馬しようとしている。

そして小池政就議員が属する維新の党はその独自候補を擁立しようとしている民主党と選挙区調整を行おうとしている。そこで維新の党は民主党との関係が曖昧模糊のままはっきりしないので、どの程度の体制を整えるべきかはっきりしない。

この状態は小池政就氏からしてみたらしがらみにとらわれ、自由に動けない状態です。

そういう状態の人からすれば、民主党とも自民党とも選挙区調整せず、はっきり公認を得て臨戦態勢が取れるおおさか維新のほうが魅力的に映る可能性がある、ということで手を伸ばしているのだとおもいます。

おおさか維新は都合のいい時は与党っぽいポジションで首相に媚びへつらい野党を批判し、都合のいい時は野党面で大阪行政に協力しなかったり、改憲や行政改革に消極的な自民党を批判する、という悪く言えば節操が無い、良く言えばどんなポジションにも自由に(屁)理屈を作って身動きが取れる政党ですから、今回のように維新の党系の候補でも混乱につけ込んで手を伸ばして味方を増やすことが出来るのでしょう。

個人的には、こういう身動きは好きじゃないんですけどね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました