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資生堂から漂う、生活保護バッシングに似た香り

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NHKで特集されたことで、資生堂の方針変更(資生堂ショック)が注目されています。概ね批判的な反応ですが、私も批判的な反応をここでします。

ここで批判したいのは制度自体というより、制度設計者とか、その制度を支持する(?)外部の人間の反応です。

まず、下のツイートで取り上げた、外部の人間の反応について。青木理音は、いつ見ても間違ってることしか言ってない印象があるのですが、それはともかく、これ、男女平等といっさい関係ないじゃないですか。

見る限り、(女性)社員同士の不平等が出来上がっていただけに過ぎないわけで、男女平等の一つとかトンチンカンにも程があるのではないですか?何を見てそうコメントしてるのかさっぱりわからないです。

あと、青木理音さんではない人が述べていることですが『一年以上前からやってるのに今更騒ぐのは~』というのは、屁理屈でしか無いですよね。いつからやっていようが『現在どういう制度設計が形成され、どういう方向に動いているのか』ということが見えたら、いつでも批判してもおかしくないでしょう?

それを『今更騒ぐ人は、その場で騒ぎたいだけ』みたいに切り捨てるのは、その批判を自分が聞きたくない、受け入れたくないだけとしか言いようが無いのではないでしょうか?

 

外で反応してる人への批判は以上として、ここからが本筋です。

ここで大きな問題になっているのは、資生堂がどういう理由を表に出して、このような制度設計の修正を行っているのか?です。

資生堂の執行役員常務は『忙しい夕方、同僚に感謝の言葉もなく帰るなど育児中の優遇が既得権益化し、摩擦が生まれた』と言い、配られたDVDでは『役員が「制度に甘えるな」と発言』していたり、要するに制度を活用する社員が悪者にされる形で資生堂では制度改革が行われているのです。

でも、これって実際は資生堂の制度設計が間違いだったわけじゃないですか?制度に見合った労働者の確保に失敗したのが原因じゃないんですか?制度によって労働量の偏りを生み出して、社員などから文句が出ていても、それを修正できなかった資生堂の人事とか管理職のミスじゃないですか?

要するに社員にもメリットを与える制度設計に最初からしていたりしたら、社員からは文句を言われなかっただろうし、『甘え』なんていう印象は生まれなかったと思うんですよ。

そういう経営側のミスを認めずに、あくまでも制度活用者のモラルのせいにしたり、制度を『既得権益』と言い出したり、さすが『経営戦略として女性のキャリアアップ』というだけ有って、経営戦略として企業に都合のいい人材や制度だけを認めていきたい様子が非常にあからさまで素晴らしいと思います。

この自分たちが制度設計をミスしたり、自分たちのリソースが限界を迎えただけのものを、『既得権益』だとか『制度活用者が甘えている』などと言って利用者をバッシングして自分たちは全く傷つかずに制度変更をしていくというやり方、自民党(片山さつきや世耕弘成など)による生活保護関係の動きを思い出すんですよね。

生活保護だって、要するに政府側の制度設計のミスであり、制度変更の理由なんて、政府の財源なんていう政府側の都合じゃないですか。それを見事に『生活保護利用者のモラル』に責任転嫁しようとする様は、まさにこの資生堂の経営陣の姿勢と同じではないでしょうか?

こういうお上の理論で都合よく労働者とか、階級的に下の人間に責任が転嫁されてくる風景、最近特によく見るようになってきたと思うので、どんどん階級的に上の人間に責任を移していく方向で動かないと、まじで下の人間は潰されて上の人間に食われていくだけだと思います。

国家といい企業といい、色々と見なおさないと行けない時期なんだろうなぁ、と思います。少なくとも下に責任転嫁してくる形はやめさせないといけないと思います。

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