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地方選挙

細野豪志議員と静岡県議会議員選挙

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先日行われた統一自治体選挙の前半戦にて各地の府県議会選挙も行われていました。

その中で、静岡県議会議員選挙にて、国政で自民党への入党を模索している細野豪志議員の選挙区内にある、三島市の選挙区にて国民民主党の現職が落ちて、自民党が2議席独占している事が、多少話題になっていました。

そして、当初から「細野豪志議員の影響かな」なんて言われていたのですが、まさにそのとおりで、細野豪志氏が2位当選の自民党新人候補の応援に入っていたそうで、そのせいで公認取り消しを願う声も出ている、なんて報道がありました。

6日、三島市で、細野豪志氏が応援演説をする姿が見られました。

応援されていたのは、自民党公認の新人候補。

選挙期間中に3回応援に入ってもらい、県議選で初当選を果たしました。

その差はわずか341票。

敗れたのは、4年前に細野さんが支援し、現在は国民民主党に所属している現職でした。

(中略)

細野さんの入党に反発する自民党の三島市支部は、応援を受けた新人の公認取り下げを県連に申請するなど、波紋が広がっています。

細野豪志氏が自民応援 現職破り当選の新人 公認取り消しの声も 波紋広がる 静岡県議選・三島選挙区  (テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース

しかし、この離党の声、どうも細野豪志氏だけが論点ではなさそうなのです。

それを知ったのは、伊豆新聞の選挙を振り返っての記者懇談会での以下の記述です。

 ただ自民が最終的に2議席を確保しながらも、共に公認を受けた元職宮沢、新人伊丹両氏の出馬の経緯をはじめ、今回選の結果は今後にしこりを残しそうだ。昨年12月の市長選や、細野豪志衆院議員の動きなども複雑に絡み合い、少なからず選挙戦に影響を与えた。小差で敗れた遠藤氏は「いろいろと市長選の後、複雑な動きになり、難しい選挙だった」と唇をかんだ。

3県議選振り返る 低い関心、得票に影響 - 伊豆新聞

出馬の経緯や昨年12月の三島市長選挙も絡んでいる、という記述があったのです。

昨年12月の三島市長選挙は、今回当選した宮沢正美県議が豊岡武士現市長と石井真人氏の三つ巴の構図で行われた選挙です。

争点は、三島駅の南口再開発計画をどうするか、というもので、静岡県知事が三島市に対して計画に含まれている高層ビルがふさわしくないことを主張していたり、豊岡武士市長が再開発反対の住民に対し「中止させるなら私を殺してからにしてください」と言い出すなど、とてもぐちゃぐちゃしているものでした。

NPO法人グラウンドワーク(GW)三島などは23日、市が三島駅南口東街区で推進する再開発事業を中止するよう豊岡武士市長に市役所で要望した。この中で出席者と豊岡市長が事業の経緯などについて言い合いになり、市長が「それでも中止をと言うなら、私を殺してからにしてください」と気色ばむ場面があった。
 双方は約1時間にわたり懇談。市民の合意形成が得られていないと主張する出席者に対し、豊岡市長は「説明会は何度も行った。中止の考えはない」などと強調し、徐々にヒートアップ。終了間際、「大きなプロジェクトには人柱が必要だ。どうぞ殺してください」と出席者の前で座り込んだ。
 事業は20年にわたって塩漬け状態だった東街区の土地1・3ヘクタールにマンションや商業棟を整備する計画で、12月に行われる市長選の争点の一つになっている。豊岡市長は終了後の取材には落ち着いた様子で「事業に懸ける決意を示したかった」と述べた。

三島市長「私を殺してから」 駅南口再開発中止要望に気色ばむ|静岡新聞アットエス

再開発では高さ99・5メートルの高層マンションを整備する計画で、知事はこれまで「(伊豆の)玄関口には似合わない」と不快感を示してきた。16日の市長選では再開発を推進する豊岡氏の約2万票に対し、計画見直しを訴えた前県議の宮沢正美氏と経営コンサルタント会社社長の石井真人氏が計2万5000票近くを得た。
 知事は会見で、「(再開発の)見直しを迫る票のほうが多いことは謙虚に受け止めなければならない」と豊岡氏をけん制。一方、候補者調整などができなかった点について、「石井氏の若気の至り、宮沢氏や取り巻く人たちの器量の小ささ(が原因)だったのではないか」とくさした。

「若気の至り・器量小さい」知事、3候補を批判 : 政治 : 読売新聞オンライン

この市長選挙での対立構図は、かなり昔からあるようで、2006年の三島市長選挙の構図を報じる記事でも、豊岡武士氏と宮沢正美氏が支援する当時の現職市長で自民党が分裂する構図が描かれています。

 11月12日告示の三島市長選を巡り、自民党が揺れている。現職で3選を目指す小池政臣市長(66)を党三島市支部が推薦したものの、自民県議の豊岡武士氏(63)も立候補を表明していたため、党県連は小池氏の推薦を見送った。豊岡氏は「これで自主投票だ」とする一方、小池氏を支持する支部役員は「支部の推薦は機関決定。『自主投票だ』と吹聴されては困る」。両氏は小池氏が初当選した8年前の市長選でも激突。告示まで1カ月を切り、対決色は強まっている。(佐藤清孝)

 両氏は今年3月、相次いで支部に推薦を依頼したため、総務会はもめた。

 小池氏は自民党籍がない。前回の市長選で、党支部と県連の推薦を受けて無投票で再選される前、「党員のまま無所属で出るのはおかしい」と離党していたからだ。「現職の自民県議が出るのに、党籍がない人を推薦するのは筋が通らない」。豊岡氏支持の役員らから批判の声が上がった。

 五役会と総務会を計5回開いて協議した末、小池市長と政策協定を結び、4月17日に正式に推薦を決定。間もなく党県連に推薦を依頼した。

 「実績を基に判断するしかなかった」。小池氏を支援する市議の宮沢正美幹事長はこう説明する。

三島市長選情報 : paipudesのブログ

この自民党分裂の構図は、宮沢正美氏が出馬した市長選挙の結果を報じる記事に、豊岡武士氏側に自民党市議も加わっていたような記述が存在しているのを見るに、結構根深いものがあるのではないかと思われます。

豊岡氏は争点となった三島駅前再開発の推進を掲げた。2期8年の実績を踏まえ、看板施策の観光振興と雇用確保の継続促進も主張。14小学校区ごとに支部を設けた後援会がフル稼働し、現職の知名度も生かして全域で票を固めた。市議の大半が党派を超えて支持に回り、経済団体などの実質的な支援も取り付けた。
 宮沢氏は再開発を見直す立場で南北自由通路の実現を強調した。市内を地道に回る草の根運動に徹したが、反現職票が割れたこともあり伸び悩んだ。石井氏は経営者の視点で現市政の財政運営を批判。終盤で若者や子育て世代の支持を広げたが、及ばなかった。

豊岡三島市長3選 新人・宮沢、石井氏破る|静岡新聞アットエス

これらの情報を前提に伊豆新聞の県議選情勢調査を読むと以下のように市長の応援と反市長票についての記述が存在していました。

 保守分裂選挙となる中、3期12年の経験と、党県連で幹事長など3役を務めた実績を持つ宮沢氏=公明党推薦=が、組織力で支持を広げ、全市的に手堅くまとめる。選挙戦で争った反豊岡武士市長票なども着実に取り込み、陣営は「上滑りを警戒し、確実に当選を目指したい」と話す。
 前市議で自民三島市支部青年部長の伊丹氏=公明党推薦=は、浸透する坂地区や旧市街地、さらに農業・商工業者、JA関係者らを中心に、力強い後押しを受け勢いづく。現職豊岡市長が応援し、細野豪志衆院議員も街頭に立ち、陣営は「勢いそのままに、後半戦もさらに支持を拡大したい」と語る。

宮沢氏わずかに先行 県議選・三島 - 伊豆新聞

また、当選についての記事では、自民党の新人候補を、集会場で豊岡市長と細野豪志議員が迎え入れていたことが書かれています。

 ■「新しい時代つくっていく」 伊丹氏
 支援者が集う会場には、午後11時前に当選の一報が入った。豊岡武士市長、細野豪志衆院議員らに迎えられて伊丹氏は「皆さんが三島の政治の歴史を変えてくれた。皆さんと一緒に新しい時代をつくっていく」と喜びを語った。

伊豆地区の新県議決まる 投票率、軒並み低下- 伊豆新聞

記者懇談会に書かれていた出馬の経緯という部分はわからなかったのですが、兎にも角にも、細野豪志氏はこういう地元での自民党の対立構造にうまく割り込むことで自民党内での存在感を増そうとしているようです。

この辺の人脈の臭覚が強い人が野党(というか政治家?)として長く生き残れる人なのだろう、と私は思っているのですが、細野豪志氏は地元ではそういう強さがあるようです。

ちなみに細野豪志氏は他にも応援している候補者がいたようですが、どちらも県議会では自民党会派に入れたようです。

同会派に参加した伊丹雅治氏(三島市)と勝俣昇氏(御殿場市・小山町)が県議選で、自民入りを目指す無所属の細野豪志元環境相(衆院静岡5区)から応援を受け、一部党関係者から反発が出たことについて、同会派の薮田宏行代表は議員総会の後、記者団に「異論も何も(出)なかった」と述べた。薮田代表は総会後に両氏から事情を聴いた。

自民改革会議4増39人 静岡県議会会派構成固まる|静岡新聞アットエス

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