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なぜ他人の裸の動画を拡散してしまうのか

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中学時代の同級生の少女に裸の動画を送らせたり、この動画を拡散させたりしたとして、愛知県警は17日、県内に住む元高校生の少年(16)や高校1~2年の男女計14人を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)などの疑いで書類送検し、発表した。全員容疑を認めているという。
 少年課によると、元高校生の少年は5~6月、中学時代の同級生だった少女(15)に自身の裸の動画をスマートフォンで撮影・送信させ、受け取った動画を他の元同級生ら3人に送った疑いがある。
 動画はさらに無料通信アプリ・LINE(ライン)を通じて拡散し、高校生の男女計約50人に広まったという。このうち、他人に動画を提供するなどした生徒13人も書類送検した。

同級生の裸の動画拡散の疑い 高校生ら14人を書類送検

このニュース、なぜこんなに拡散されてしまったのか、という拡散された動機の部分にも後半で触れているのですが、それがいろんな事例に当てはめられるように思えました。

少女は少年に好意を持っていた。裸の動画を求められた際には、少年に対して他人に見せないことを約束したうえで送ったという。一方、少年は県警に「動画が見たかった。動画が送られたことを同級生たちに知らせたかった」と説明。また、少女の動画を拡散させた生徒らは「友達が欲しがった」「知らない人の動画だから拡散してもかまわないと思った」「動画にいる人が誰なのか知りたかった」などと話しているという。

このように、提供した側は色々と予防線を張るなどのある程度、重い覚悟をして渡している。
一方で提供された側は、軽い気持ちで渡されたものを扱うわけです。

だから、直接渡された人から間接的に渡される人が出てきて、その人達は直接渡された人よりも更に軽い気持ちで扱うので「知らない人だから」「誰か知りたかった」という気持ちで気軽に他人にぶつを見せてしまうのです。

今回はそれが人の人生を狂わせてしまう、裸の動画という非常に重いものですから、このように書類送検になりました。

しかし、これは普段からこの事件に至る種があるのではないでしょうか?

例えば、他人が一生懸命勉強したり研究したりして得た知識とか、犯罪にならないようなものでも、気軽に拡散していたりしていたりするのが、この事件と構図は似ていたりしませんでしょうか?

例えば、この動画を提供した女性に対し、普段から自身を好きな気持ちを利用して、色々と不利益を気軽に押し付けていたりしたのではないでしょうか?

そのようなことをしてはいけないことを気軽に行ってきた結果がこの結末なのではないでしょうか?

(個人的には、知らない人の画像や動画を素材化してMAD動画化する、その流れの中にも、このような事態につながるような萌芽があるようにも思いますし、twitterなどで知らない人の画像を面白いからリツイートするみたいな流れにも萌芽があるように思います。)

私はそのように考えるので、動画を渡してはいけないとか、拡散してはいけない、という直接的なメッセージだけではいけないように思うのです。
長期的には、もっと根本的な人間同士の関係性について調整しないと、このような事態は防げないのではないでしょうか。

これまで犯罪化してないようなものもあるでしょう。
被害が犯罪化・表面化しただけ、今後の展開はマシであるのかもしれません。
ただし、このような被害は一度遭ってしまうと取り返しがつかないことが多いですから、マシだからなんだ?という話だとも思います。

とにかく、このような被害にあう人が少しでも少なくなるように、これからも様々な手が打たれることを私は希望します。

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