「新聞を読まない人が自民党支持」という発言で本当に揶揄されている対象は

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麻生副総理兼財務相は24日、新潟県新発田市で講演し、「はっきりしていることは10代、20代、30代前半、一番新聞を読まない世代だ。新聞読まない人たちは全部、自民党(支持)だ。新聞取るのに協力しない方がいいよ」と述べた。

麻生氏「新聞読まない人は自民支持」…不満示す

麻生太郎副総理兼財務相は24日、新潟県新発田市で講演し、昨年秋の衆院選に関し、30代前半までの若い有権者層で自民党の得票率が高かったとした上で「一番新聞を読まない世代だ。読まない人は全部自民党(の支持)だ」と述べた。

若年層の支持動向も考慮して選挙戦略を考えるべきだと訴える中、安倍政権への批判が目立つ新聞報道への不満を漏らした発言とみられる。

麻生氏は「インターネットや放送、通信を当たり前のように使いこなせる若い世代の自民党支持率が高いということが、ものすごく大事だ」とも説明した。

麻生氏「新聞読まぬ世代は自民」

麻生太郎・副総理兼財務相は24日、新潟県新発田(しばた)市で講演し、自民党支持候補が勝利した10日の同県知事選を引き合いに、自民支持が高いのは10~30代として、「一番新聞を読まない世代だ。新聞読まない人は、全部自民党なんだ」と持論を展開した。

麻生派議員の政治資金パーティーで語った。麻生氏は「新聞とるのに協力なんかしない方がいい。新聞販売店の人には悪いが、つくづくそう思った」とも述べた。

麻生氏「10~30代、新聞読まない世代は全部自民党」

この麻生氏の発言について「支持者をバカにしている」とか「情弱に支持されているのか」という意見が一部にありますが、むしろ真逆でしょう。

こういう発言の背景には「彼らは色々と見聞した結果、賢明な選択として新聞を読まない選択をしている」という考え方があるのではないかと私には思うのです。

偏向報道だとか、色々なマスコミへの批判的な言動を見聞して、自ら新聞を読まない選択をした。
インターネットとかにも言及していることからも、そういう感じで、ポジティブに新聞を読まないということを捉えているのだろうと思います。

(そういう文脈でいうと、この麻生氏の発言に関する報道は、新聞を貶したから新聞から必死に批判しているんだ、という解釈になり、やっぱり新聞は偏向しているから読まなくて正解、そんな新聞の自己都合による批判に煽られて騙されて乗っかってる人の方が愚か、という落とし込みになるでしょう)

麻生氏は過去に、「日本の新聞のレベルはこんなものだと経済部のやつにボロカスに言った」「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベル」なんて国会で言っていたのですから、新聞は「読んだらバカになる」と思っているようにも感じます。

麻生財務相「日本の新聞はTPPを一行も載せず森友」→各紙「載せてます」と反論
読売新聞も麻生発言への反論に加わる事態に。

麻生氏にとっては、黙って新聞を読んで新聞に騙されていくバカと、自らそれを避ける懸命な人々、という感覚なのだと思います。

「ワイドショー政治」などとワイドショーを揶揄する人は多いと思いますが、そのワイドショーの部分に新聞を当てはめている、というだけのことでしょう。

なので、麻生氏が馬鹿にしているのは、支持者ではなく、新聞を読んでいる人全般だろう、というのが私の結論です。

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