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麻生太郎財務大臣で、問題は解決できるのか?

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麻生太郎財務相が「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べたことについて、30日の参院財政金融委員会で批判が相次いだ。麻生氏は「森友に関し、公文書を書き換える話は誠にゆゆしきことで遺憾の極み。軽んじているつもりは全くない。そういう印象を与えたのであれば訂正する」とし、「森友と比較したのがけしからんという点については、謝罪させて頂きたい」と述べた。

森友とTPP比較、麻生氏「謝罪したい」 発言を釈明:朝日新聞デジタル

麻生氏が、事実誤認をした上で余計なマスコミ批判を行い、余計な騒動を起こしています。
この朝日新聞が報じている謝罪も所詮『お前らが勘違いしたのだ』『お前らがけしからんと思っただけ』みたいなこと考えてるんだろうな、としか思えないものであり、どうしようもないです。

そもそも、麻生大臣がどのような発言をしていたのか、見てみましょう。

(略)
TPP11というのは、これは、日本の指導力で、間違いなく、締結された。この間、茂木大臣、0泊4日でペルー往復しておりましたけど、日本の新聞には1行も載っていなかったですもんね。まあ、本人としては、はなはだ憤懣(ふんまん)やるかたなかったろうと思いますけれども、まあ、日本の新聞のレベルというはこんなもんだなと思って、経済部のやつにボロカス言った記憶がありますけれども。みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベル。政治部ならともかく、経済部までこれかとおちょくり倒した記憶がありますけれども。
(略)

麻生氏「新聞には1行も…」は事実? TPP11署名:朝日新聞デジタル

麻生大臣が問題視されてるのは、大体ここらへんの発言です。

まず、先日行われたのは締結の式ではなく、あくまでも署名式である(日本含め各国の国内手続きがまだ行われていない、などの手続きがまだ残っている)ことや、ペルーではなくチリの首都サンディアゴであったことなど細かい事実関係でも誤認が見受けられるのですが、一番の問題はその後です。

『日本の新聞には1行も載っていなかったですもんね。』
『日本の新聞のレベルというはこんなもんだなと思って、経済部のやつにボロカス言った記憶がありますけれども。みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベル。政治部ならともかく、経済部までこれかとおちょくり倒した記憶がありますけれども。』

そもそも報道の一日分だけを取り出して『〇〇より〇〇のほうが重大だと考えているのだ』と言ってしまうこと自体に違和感はあるのですが。

この発言、事実としては以下の通りです。

麻生氏は、今月8日に行われた米国を除く11か国によるTPPの署名式について、「茂木大臣が0泊4日でペルー往復していたが、日本の新聞には一行も載っていなかった」とも批判した。しかし、読売新聞をはじめ、主要各紙は署名式を大きく報じており、事実とは異なる。署名式の開催地もペルーではなく、チリの首都サンティアゴだった。

麻生氏「日本の新聞、TPPより森友が重大」:読売新聞

署名式は8日午後(日本時間9日未明)に開かれ、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞などが9日付夕刊、翌10日付朝刊で報じた。
 ただ、財務省が森友学園との国有地取引に関する決裁文書を改ざんした問題で、改ざん当時に同省理財局長だった佐川宣寿氏が9日夜に国税庁長官を辞任した。その結果、翌10日付朝刊はTPP11よりも佐川氏辞任の方が大きく報じられた。

麻生氏「新聞には1行も…」は事実? TPP11署名:朝日新聞デジタル

このように少なくとも一行も載っていなかったは事実無根です。
さらに麻生大臣は、「1面トップを飾ってもおかしくない重要な仕事をした。もう少しきちんと扱われてしかるべきだと思い、ああいう表現を使わせてもらった」とも謝罪をした委員会での質疑にて述べていたようですが、夕刊では一面を飾った新聞もいくつかあったとのことです。

また、重大なものだと自己が思うものが朝刊一面に載らなかった理由は、佐川氏の辞任がぶつけられたからなわけで、財務省を管轄する大臣として、TPPなどの重大事案に専念できないような問題を起こしたことについて、謝罪は出来なくとも『遺憾』くらいは言えないのか?と個人的には思ってしまうのですが。(TPPで問題を隠したかったのでしょうか?)

そんな一方、訂正やら何やら言いながら、麻生大臣は新聞が悪いという姿勢は全く変えていません。

麻生氏はこれに先立つ記者会見で報道批判を再び展開した。「新聞は努めて読まないようにしているから詳しくないが、TPP11の扱いは小さかった」と強調。

麻生財務相、森友報道批判を修正=会見では「新聞読まない」:時事ドットコム

『新聞は努めて読まないようにしているから詳しくない』と言う、一方で『東京新聞は載った?こんなもん?』『日経新聞は三面記事でこんなもの』と揶揄するのは辞められないようです。

麻生大臣は、常々新聞と野党にたいして不誠実な態度で接していますが、文書改竄問題以降は、それが目につく頻度が増えています。

平時でもいつも問題のある態度であり続けるだけではなく、このような平時ではないときにそのような態度を取り続ける大臣が、財務省の混乱収束など出来るのでしょうか?
問題対応をしないといけない大臣としては極めて不適切であるように思います。
麻生大臣のままでは、マスコミへの対抗意識から、色々なものが歪められてしまいかねません。

新たな大臣の下で、今回の問題をきちんと洗い出すことを、安倍政権はやるべきです。

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