汚名挽回した今村雅弘氏 マスコミが悪いと二階派会長

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今村復興相の講演での主な発言は以下の通り。

「(東日本大震災は)死者が1万5893、行方不明者2585、計1万8478人。この方が一瞬にして命を失ったわけで。社会資本の毀損(きそん)も、色んな勘定の仕方があるが、25兆円という数字もある。これはまだ東北で、あっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)なですね、甚大な被害があったと思う」

さらに講演後、2度にわたって、記者団の質問に答えた。1度目は次の通り。

――講演でこの前の地震が東北で良かったと。

「これは東北でも、あんなひどい、25兆円も毀損するような災害だった。ましてや首都圏に近い方だったら、もっと、とんでもない災害になっているだろうという意味で言った」

――あっちの方で良かったという点が東北で良かったと受け取られないか。

「決して、そんなことはない。東北でもあんなにひどかった。ましてや首都圏に近かったらもっとひどいことになった。だから防災なり何なり対応しなきゃいけないという意味だ」

――被災地から言葉を捉えて声が出るのでは。

「決してそんなことはない。数字も言った。二度とないよう、とにかく防災対策をやらなきゃいけない。ましてや首都圏(であれば)、ひどいことになっただろうと。大変な災害だと分かっている」

――発言自体の扱いは。

「分かりました。そういうことなら、ぜひ、取り消させて頂く。大変な被害だったということは、十分言ったつもりだ。(首都圏の)直下型(の地震)が言われている中、守りを固めないといけない。あえて撤回ということであれば、もちろんしていく。真意はそういうことだ」

2度目は、大臣秘書官が記者団に「次の用件もあるので代表1問でお願いをできればと思う」と話し、質問数を制限。やりとりは以下の通り。

「先ほどの講演の中で私の大変不適切な発言、表現といったものにつきまして、深く反省し、皆様方におわびを申し上げます。申し訳ありませんでした」(約5秒間、頭を下げる)

――安倍晋三首相も陳謝した。発言が被災地の人を傷つけるとの指摘もある。国会への影響もある。どうけじめをつけるか。

「先ほどもお話をしたが、それは、それとして、総理が、ああいうことであり、大変、申し訳ないと言っておられます。私自身もそれ以上に、大変申し訳ないと言うことで、深く深く反省し、おわびを申し上げる次第だ。改めましてもう一度、おわび申し上げます」(約5秒間、頭を下げる)

――東北の方へのメッセージ、お気持ちは。

「私の本当に不適切な発言で、皆様方を傷つけたことを、深く深くおわび申し上げます。申し訳ありません」(頭を下げる)

――辞任される考えは。

「いや、そこまでまだ及んでおりません」(山岸一生)

記者に問われ「それなら取り消す」 今村氏、主な発言

記者にしつこく突っ込まれて、ようやく渋々と発言取り消しをした今村氏、結局即日辞任決意の報道が流れ、今朝正式に辞任したようです。

真意が如何であろうとも、未だに復興中である災害について、他の被害予測と比較し、『それよりマシだった』と述べてしまうのは、普通の人間でも躊躇する(結果、行わない)であろうことなのに、被災地に関係している復興大臣であった方が堂々と述べて、なんにも気付かないというのは、鈍感にすぎます。

しかも、産経新聞いわく、この今村氏の講演は『東京電力福島第1原発事故をめぐる失言で窮地に陥った今村氏の「名誉挽回のチャンス」として、二階派が用意したひのき舞台』だったようで、そんな舞台で名誉挽回ならぬ、汚名挽回してしまうこと自体、今村氏に大臣として適格な資質がなかった証であるのだろうと思いました。

この今村氏を庇おうとしていた二階派からは、現在他にも機動隊員が沖縄でヘリパッド建設に対して抗議運動をしている方に土人と言い放ったことについて『差別であるとは個人的に断定できない』『現在、差別用語とされるようなものでも、過去には流布していたものも歴史的にはたくさんある』と言い放ったり、速度違反で免許停止をされていたり、政治資金問題も多数抱え、挙句、女性を妊娠させたのにも関わらず結婚は渋りモラハラをし、詰められた結果結婚届と離婚届を同時に書かせ、二ヶ月で勝手に離婚届を提出するという理解不能な行動をとっていたのにも関わらず全く首が飛ぶ気配がない沖縄北方領土問題担当の鶴保庸介大臣が他にも入閣しています。
(『【鶴保大臣の冷血言行録・上】 妊娠中に「早く歩けよ!」の罵声 捨てられた元妻の両親語る』『【鶴保大臣の冷血言行録・下】 出産直後に離縁、養育費は未払い…「いつでもDNA鑑定を」と元妻』『鶴保庸介沖縄・北方担当相が捨てた18歳年下妻と2歳の息子』『鶴保沖縄相 出産直後離婚の元妻怒らせた養育費滞納の言い分』)

また、他にも二階派には、TPPについて、政府の交渉資料が「公開しないという国と国との約束は絶対に逸脱できない」として真っ黒で提出されているのにも関わらず、交渉の内容を記した書籍を出版しようとして、野党に捕まり挙句マイクが入っているのに気づかずに過去の版ではあるが本物の原稿であることを漏らしてしまった西川公也氏も居ます。

こうした失言などで、マスコミ報道に捕まることにイライラしているのか、二階派(志帥会)会長の二階俊博氏は、都内での講演で以下のように語ったようです。

「人の頭をたたいて、血を出したっていう話じゃない。言葉の誤解があった場合、いちいち首を取るまで張り切っていかなくてもいいんじゃないか」

「政治家の話をマスコミが余すところなく記録をとって、一行悪いところがあったら『すぐ首を取れ』と。何ちゅうことか。それの方(マスコミ)の首、取った方がいいぐらい。そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」

二階氏「言葉の誤解、首取るまで張り切らなくても」

マスコミ排除を促す発言ですね(こう言うとまた『言葉の誤解』と言われるのでしょうか)。派閥トップの認識がこれだから二階派は失言のオンパレードでも許されるのでしょう。
古の政治、もしくは、最新のトランプ大統領の政治にそっくり、という感じがありますが、いつマスコミが、排除されてもいいように監視しておく準備をした方がいいようですね。

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