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ジェンダーとセクシャリティーの多様性 差別

同性婚に無理解どころか、国家に有害だと主張しかねない柴山昌彦

2017/04/14 9views

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さて、 柴山昌彦が酷い意見をblogにて明示していたようなので、貶します。紹介ではなく、貶します。

いろんな場所にひどい部分があるのですが、特に一番ひどい認識は以下の一文です。

「同性カップルは別に同性婚を認めるかどうかにかかわらず異性との間で子供をもうけることはない。少子化とは無関係だ。」というご指摘も数多くいただきました。これも番組出演前から想定していたことで、確かにそういう事例が多いと思いますが、バイセクシャルで現行制度の中において異性間の結婚により子供をもうけている方もいらっしゃるはずですから、「少子化とは無関係だ」と断言することができるかは疑問です。

この意見は要するに
現在の婚姻制度を続けることで、バイセクシュアルの人に異性愛を押し付け、子どもをつくらせることが出来る
ということでしょうか?

まず、バイセクシュアルと同性カップルは無関係ですし、更に同性婚があろうがなかろうが、恋人に異性を選ぶか、同性を選ぶかは、本人次第なのは当たり前ですよね?
現在の婚姻制度を維持することで、バイセクシュアルの方の愛をねじ曲げることを意識しているのが、このクソみたいな認識披露で明らかになりました。

そんなふざけた婚姻制度は今すぐ廃止すべきです。
こんな認識で維持される制度なんか、個人の幸福(恋愛)を犠牲にして国家を維持するための制度でしか無いのですから、そんな制度は必要ないと私は考えます。

ちなみに、現在出ているデータを見る限りでは『少子化と同性婚には因果関係は存在しない』とかんがえるのが妥当だと思います。

(ちなみに、このデータをみて『同性婚で出生率が増える!』という人も居ましたが、それは言いすぎといいますか、そこを関係づけると厄介なことにしかならないので因果関係は存在しない、が適切だと思います。柴山昌彦はこのデータを見て『自然な方法で夫婦間に子供ができる可能性のない同性婚を進めることで出生率が上がるという根拠はない』と述べた後に『バイセクシャルで現行制度の中において異性間の結婚により子供をもうけている方もいらっしゃるはずですから、「少子化とは無関係だ」と断言することができるかは疑問』という不自然な結婚を推奨しだすという馬鹿な認識を披露しているので論外なんですが。)
(柴山昌彦は『出生率の上昇は同性婚を導入したことによってではなく、他の少子化対策によってもたらされた可能性も高い』と言っているのですが、これは逆も然りで、要するに婚姻制度と少子化対策を混ぜるのはダメだということだと私は思うのですが、柴山昌彦は違うようです。しかし、自分が正義だと思い込んで、弁護したい意見に都合のいいところだけ強調する弁護士・・・ろくでもないですね)

少なくとも日本においては、婚姻制度は典型的には男女が子供をもうける共同体として理解されており、そしてそれに着目して法律上の相続や同居義務、各種の税制上の効果などが認められています。

それならば子供をもつことを婚姻制度利用の前提として明記化すればいいのではないでしょうか?
現在はそんなの明記していないわけで、子供を持たない婚姻制度利用者もいます。

柴山昌彦が例に上げる、夫婦の同居義務、協力義務、扶助義務には『子供がいないなら守らなくていい』なんて前提はないはずですから同居義務は婚姻と子どもの存在を結びつける理由になりませんし、税制もあくまでもインセンティブに過ぎないわけで婚姻制度は都合いいから基準になっているにすぎません。
ましてや、相続は婚姻関係だけではなく血族関係で判断されていますし、現状で婚姻制度と関係づけるのは無理があると個人的には思います。

柴山昌彦氏の「現在において子供のいない家庭や母子・父子家庭など、家族のあり方は多様化しており、それぞれに対して対応が求められています」という話は正しいと思うのですが、そこで、その対応を「一般の経済ルールなどと違い、日本を支えてきたこうした伝統や家族のあり方は大切にしていくべきだと思う」というのは国家による文化差別、家族差別を明確にしろという意見でしょう。

 

これのどこが「不利益や差別をなくしていくことに賛成する」なのだろうか?(どうせ「差別ではなく区別」と誤魔化すのだろうが)
明確に『いろんな制度が差別すること前提だから、婚姻制度も差別状態で良い』と言いたいわけでしょう。

ちなみに

世界に目を転じると確かに同性婚まで認めている国が、特に先進国で増えています。しかし一方同性愛を刑罰をもって禁止している国もあります。婚姻制度がその国の伝統や文化に応じて多様であることの現れだと思います。

この文章。『同性愛を刑罰をもって禁止している』ことを正当だと暗に認めているように読めたのは私だけでしょうか?

 

性同一性障害者の性別変更を認める法律も施行されており、こうした要件や手続を満たせば、同性カップルも結婚することができます。

柴山氏はこんなことも言ってますが、それは同性カップルでは無いのではないでしょうか?
性同一性障害者の性別変更に必要な要件というものがあります。

 家庭裁判所は,性同一性障害者であって,次の1から6までの要件のいずれにも該当する者について,性別の取扱いの変更の審判をすることができます。

 

1,二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
2,20歳以上であること
3,現に婚姻をしていないこと
4,現に未成年の子がいないこと
5,生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
6,他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること

 

※ 性同一性障害者とは,法により「生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず,心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信を持ち,かつ,自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者」とされています。

(私には、このハードルは非常に高いと思うのですが、皆様はどう思うでしょうか?)

そして、性別変更をした後に、普通に婚姻できるということは、結婚する組み合わせは異性同士ですよね?
性別変更というのは要するに『元の戸籍が間違いで、のちの性別が希望通り正しいもの』ということなのですから、最終的に結婚できる組み合わせは適正化された異性結婚でしか無いわけです。
(一方で、現在異性結婚しか利用できないから、戸籍上の性別を変更せずに異性結婚を装って同性婚をしている方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本題とそれるので括弧書きにしておきます)

この『性同一性障害で性別変更した後の異性結婚』を『同性カップルの結婚』だと考えてしまう柴山昌彦議員は、とんでもない間違いをしているとしか思えません。
性同一性障害で性別変更した後に異性結婚できる組み合わせならば、そもそもそれが『同性カップル』と判断されていたのが間違いで、本来はただの『異性カップル』なのです。
そこがきちんと認識できていないと、アホな発言しかできないのではないかと思います。

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