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2017/02/06 日本維新の会が長谷川豊氏を千葉一区に公認との話

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「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」とろくでもない事を書いていた長谷川豊が『我々に考えが近い』ということで日本維新の会から擁立されることが発表されたことで衆議院千葉一区が注目されています。

個人的には自業自得という言葉を使う政治家は、信用しない、権威を与えないほうが自分の身のためだと思います。

政治家としては、子供世代のために年金や健康保険などの社会保障制度を改革すること、また日本維新の会が推進する幕張メガフロート構想に尽力することを目指すとした。医療費問題については「処方した薬を飲まなければマイナス2点、言われた通りに体重を落とさなければマイナス2点」など自動車免許を意識した制度をイメージし、一定の減点数に達した患者には講習が必要とするなどの施策を用い「病気になる人を減らす」べき、とする私案を披露した。病気は“自業自得”な要素を線引きするのは難しい、とする批判を長谷川氏はかねてから受けているが「それを線引きするのが政治」と反論した。

長谷川豊氏 炎上で収入「0円」に 次期衆院選、日本維新の会から立候補正式表明/芸能/デイリースポーツ online

本当にこの施策大馬鹿だと思うんですけどね。こんな生活管理社会が日本維新の会が目指す社会なのでしょうか?(そういう点が大炎上の原因の一部なわけで、発信が不適切とか反省すれば再チャレンジできるという本人や日本維新の会の幹部たちの認識はおかしいと言わざるを得ません。そもそも反省してないでしょう。)
この施策自体、気をつけても病気になる人間を選別するための制度、若しくは病気になった人間を「お前が守らないから悪い」と切り捨てるための制度ですし、点数の中身によっては国家が薬害のような被害を撒き散らす可能性が高くなることすらあるのではないでしょうか?

(維新界隈は、気をつけても病気になる人を選別することを『国家が正当性を持った上で守るために必要』とでも言うでしょうが、そこに尊厳死や医療費削減などの議論が混ざってくると、とたんにそんな取り繕っている主張が吹っ飛ぶような姥捨て思想が飛び出してくるのではないかと思う)

また、この制度は利権の温床になる可能性も高いように思います。

このように、日本維新の会が、企業や国家を縛らず、個人を縛る、そういう個人にばかり負担を掛ける最低の政党であることが長谷川豊擁立によって強調されるのではないか、と思います。

長谷川豊氏は「自業自得の人が無理だと泣くなら殺せ」問題にて『ごく一部の人の問題についてだけ触れたのだ』と言い訳しているのに、そのごく一部の人の問題から、国民全員を管理し一定の行動を強制する制度を設計してしまうのは、日本維新の会が良く官僚や大きな政府を批判する理由である『不必要な規制』ではないのでしょうか?
(長谷川豊氏は『あのタイトルがもっと正確に…「医師の言うことも聞かず、看護師のお尻を触って喜んでいるような不良患者は、他の患者さんへの迷惑だ!そんなやつら、全額自己負担にせよ!そんな連中が『俺らの医療費は国が払いやがれ』と言ってきたなら、そんなバカ、そのまま殺せ!このままじゃ日本の医療制度は崩壊だ」という文言だった場合確かに何の問題も起きていない可能性があります』などという“反省”をしています。藁人形論法と誤魔化しの組み合わせという感じですね。)

そこで、今回は現時点で分かる範囲で、衆議院千葉一区についての分析をしておきたいと思います。

過去の衆院選

まず、過去の衆院選直近2選挙の結果を見てみましょう。

(ソースがウィキペディアで申し訳ないです)

第三極政党が本格参戦し始めた2012年と2014年の選挙は、田沼隆志氏などが二大政党が闘っている所にちょっかいを出す展開になっているようです。

ただ、この田沼隆志氏は前回の参院選前の段階で自民党入りをしているので、それを考えると田嶋氏より門山氏の方が比較的有利な条件になっているように思います。

これだけを見ると、もしかすると長谷川豊の奮闘が自民党の足を引っ張ることもあるのかな、と思います。

 

2016参院選

一番直近の選挙は2016年の参院選です。候補者や選挙制度などの状況が違うのでそのまま参考にできるわけではないですが、ここでは、衆議院千葉一区に当たる「千葉市中央区・稲毛区・美浜区」の投票数を掲載しておきます。

まず、政党ごとの支持に当たる比例区での得票です。12政治団体すべて掲載しておきます。(小数点以下切り捨てです)元ソース

1 自由民主党 80,509
2 民進党 52,836
3 公明党 25,857
4 共産党 24,797
5 おおさか維新の会 12,645
6 生活の党と山本太郎となかまたち 4,900
7 社民党 4,575
8 日本のこころを大切にする党 3,693
9 支持政党なし 2,753
10 新党改革 2,554
11 国民怒りの声 2,169
12 幸福実現党 885

このように、参院選の比例では与野党で大差が開いている状態です。

続いて選挙区候補者の千葉一区の中での得票です。

1 猪口邦子 61,311
2 もとえ太一郎 45,633
3 小西ひろゆき 45,412
4 浅野ふみ子 27,104
5 水野賢一 26,526
6 高橋正夫 4,158
7 香取まさかず 3,936
8 古川ゆうぞう 1,634

個人の候補者という形になると、与野党で接戦になるようです。

長谷川豊氏の当選可能性

長谷川豊氏が小選挙区で当選することはありえないと思います。
しかし、衆議院には比例区での重複立候補が出来るため、そちらでの結果を考える必要があります。
前回の維新の党の南関東ブロックの候補者で、日本維新の会に合流した中で一番結果が良かったのは、惜敗率47.624%だった藤巻健太氏でした。(藤巻健太氏以外は誰も日本維新の会側には合流していないような気もしますが)

日本維新の会のホームページを確認するに、現在公認候補者として南関東ブロック(山梨・千葉・神奈川)で発表されているのは、現職の小沢鋭仁氏、そして新人は藤巻健太氏と長谷川豊氏のみです。
(神奈川に一切存在しないのが以外でしたが、それだけ維新の党時代に江田憲司氏に委任していたということなのでしょうか。)

小沢鋭仁氏は一度比例近畿ブロックに転出しているのですが、ある程度の結果は残すであろうと推測して良いと思います。

南関東ブロックの比例は22議席確保されており、前の選挙結果を参考にするのも含めると、大体4%で1議席確保できると見るといいようです。
(過去の選挙結果にて最後に比例議席を確保した政党の得票率[朝日新聞や読売新聞のサイトの数字を利用]を議席で割った数を最低ラインと推測。2014年は維新の党3.8、2012年日本維新の会3.778、2009年民主党3.90、2005年公明党4、となった)

昨年の参院選の比例代表(2016年参議院比例代表:おおさか維新の会得票率 [ 2016年第一位 大阪府 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]を参照)ではおおさか維新の会は南関東ブロックの県では得票率8%を上回った県が存在しないようです(最高が、神奈川県の7.77%)

これを考慮するに、長谷川豊氏はよほど善戦しないかぎりは、南関東ブロックでの復活すらも厳しいのではないでしょうか?

まとめ

私は長谷川豊が当選する可能性に関しては危惧していません。落選する可能性が非常に高いと思っております。

しかし、こういう人間を公認候補者として拾ってしまうくらい思想が近い政党が、一定の勢力を確保する政党として存在していることに対して非常に危惧していますし、きちんと反論するなどの行動を起こさないと行けないのだろう、と思っています。

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