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みんな“理想の自民党”を求めているだけなのでは

2017/01/27 35views

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ここで注目したいのが、有権者が主要な争点とみなしている全てのテーマで、小池知事への支持が圧倒的に多いという点だ。言い換えると、政策課題の内容に関わらず知事の支持率がかなり高い傾向がある。これが現在の小池都政を支える世論の特異なポイントだ。

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近年の日本政界を振り返って、いつも思うのですが、自民党ブランドをゲットした上で、アンチ自民党になるのが、めちゃくちゃ強いですよね。

小泉旋風がそうですし、小沢一郎氏が強いのも『小沢一郎が自民党にいた』事を知ってる世代であるように思いますし、民主党もオリジナル民主党はそこまで勢力図は大きくないですし、みんなの党も渡辺喜美に自民党ブランドがありますし、日本維新の会だって、強い大阪では『大阪維新の会は自民党から分裂して新党を作った』という事が前提になっているように思います。

この自民党ブランドをゲットしたアンチ自民党が強いという現象、似たようなものとして『金持ち批判する粗雑な金持ち』とか『官僚批判する元官僚』みたいなものがあるように思います。

これらの現象に共通するのは、『結局、ブランドそのものは批判していない』ということなんです。

これら現象で『支持者』のポジションになる方々には、理想の自民党、理想の金持ち、理想の官僚というものが存在していて、それにそぐわないものを批判しているだけで、それ自体には無くなってほしくない。

つまり『自民党をぶっ壊す』という言葉を(勝手に)『(現状の似非)自民党をぶっ壊す(そして理想の自民党にする)』というふうに解釈して支持するんだと思うんです。

で、そういう支持って、結局は自民党ブランドとか金持ち、官僚そのものを支持しているので、それがどれだけダメになろうとも、そこから離れることは無いんです。
そのため、代替物が成立しないのです。代わりのものは一切求めていないので。
で、代わりのものが居ない結果、ダメになった存在は、大抵はダメなままでもヌクヌクと生き残って行けるわけです。

こういう世論が強いことが日本で野党が育たない原因なのかな、と。

小池百合子氏も結局は自民党ブランドを持ちながら外に出ることで、腐ってない『本物の自民党』というポジションに立てているから、圧倒的な支持を得ているのだろうと思います。
だから『政策課題の内容に関わらず知事の支持率がかなり高い傾向』になるのでしょう。

この『批判はしているけど、代替物は全く求めていない』場合がほとんどである、という前提をきちんと踏まえていると、そりゃ野党第一党が『第二自民党』なんて揶揄をされるわけですよ。
だって、世論の多数は第二自民党しか求めていないのですから。

 

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