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ヒラリーVSトランプ 分析(2016/11/18更新)

2016/11/18 70views

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この記事の所要時間: 454

人種ごとなどのアメリカ全体の票を使った分析を色々とTwitterで見たので、私はそうではなく、州ごとの得票を使って軽く分析ごっこをしてみようと思います。(まだ開票中のようなので票数については随時修正が入る可能性があります。)

 

大統領選挙票数 オバマ2012 ヒラリー2016 ロムニー2012 トランプ2016
ウィスコンシン 1,620,985 1,382,210 1,407,966 1,409,467
ミシガン(2016未確定) 2,564,569 2,268,193 2,115,256 2,279,805
ペンシルベニア 2,990,274 2,844,705 2,680,434 2,912,941
オハイオ 2,827,710 2,317,001 2,661,433 2,771,984
アイオワ 822,544 650,790 730,617 798,923
フロリダ 4,237,756 4,485,745 4,163,447 4,605,515

↓画像版

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上の図は今回の大統領選挙にて、民主党から共和党にひっくり返った州の2012年の結果と2016年の結果を比較できるようにした図です。
図の上4つの州がラストベルトと言われる重工業などの製造業が廃れていっている結果、経済などが停滞している州で今回『トランプの支持層は白人労働者』というキーワードが出ると同時に注目されていた州でした。
トランプはその注目州を見事に落とすことで、勝利をその手にしたのです。
ちなみにここ図に出しているどの州も、2012年の大統領選挙時にロイター通信にてスイング・ステートと表現されていた激戦区でした。

2012年の結果と今回の結果を比較すると、あからさまにヒラリーが前回のオバマが得た票よりも大きく減らしていることと、微妙にトランプがロムニーよりも伸ばしてる事がわかると思います。

オバマ2012 ヒラリー2016 ロムニー2012 トランプ2016
総得票数 65,915,795 62,115,634 60,933,504 61,003,417

↓画像版

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実際の総得票数では、まだ開票が途中とみられる状態でトランプの得票はロムニーより約7万票上回りました。しかしこの増え方だと、微増という表現が妥当なのではないでしょうか?

ただ、一方で、今回の選挙結果を受けて(規模は小さいでしょうが)独立運動が起きているらしいカリフォルニア州にて、約112万票もの共和党票の減少が起きていたり
ユタ州でもモルモン教徒で元CIA職員のエバン・マクマリンが出馬し約20万票(ユタ州での得票率20.1%)をかっさらうなどの影響で、約29万票近く減らし、2州だけで140万票近く減らしているので、この2州の減少を他の州で伸ばして補っているといえます。

一方でヒラリーはオバマの時からなんと約420万票減らしています。
テキサス州で約56万票伸ばしていたり、フロリダで約25万票伸ばしている中、これほどの減少を起こしたというのは、他の州でよほどの減少を起こしているといえます。(大票田のカリフォルニアでは現時点で約123万票の減少を起こしています)

オバマ2012 ヒラリー2016 ロムニー2012 トランプ2016
カリフォルニア州 7,854,285 6,949,239 4,839,958 3,716,015
ユタ州 251,813 274,188 740,600 452,086
テキサス州 3,308,124 3,867,816 4,569,843 4,681,590

↓画像版

 

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トランプは減らした票は勝敗に影響がない州(カリフォルニアは元々勝てないし、ユタ州は元々共和党の鉄板州)でそれ以外は概ね伸ばしていたのに対し、ヒラリーは勝敗に関わった州で概ね票を減らしてしまいましたし、テキサスやフロリダという票を伸ばしたところで勝てませんでした。

勝負の州を狙った?戦略でトランプがなんとか勝ち切ったという感じでしょうか。

どのみち、結果的には、トランプが、デマによるバッシングにより(不法移民によって風評被害を受けていると考える一部ヒスパニックなどを除く)黒人やヒスパニックを踏み潰してでも(終盤は『黒人のために働く』などと述べたりマイノリティ向けの活動もしましたが)、白人労働者という味方を得た?のに対し、ヒラリーは投票直前のFBIの動きだったり、そういう事による『不信感』が万遍ない層に起こってしまった、という分析が落とした州の傾向から見えてくるように思います。

あと、気になることは、リバタリアン党が前回の3倍以上の得票(400万票以上)を得ていたり、アメリカ緑の党も2倍以上の得票(120万票以上)を得ているなどしていることでしょうか。この票の動きは2大政党への不信感というのが一番ポピュラーな解説なのでしょうが、詳しい人の解説を聞いてみたいところです。

結果的に、今回の選挙結果から分かることは、未だにアメリカは白人がマジョリティの国であるということと、近年の民主党のようなマイノリティ支持で圧倒する戦い方を行う場合、得票が自ずと狭いところ(都市)で大量得票する形になるため、非効率な得票になりやすい。ということではないでしょうか。

 

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