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原発関係 小ネタ

産経が滅茶苦茶な持論押しつけを展開するも・・・

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 柏崎刈羽6、7号機には沸騰水型復活の先導役を果たすことが期待されていただけに、森氏落選の痛手は大きい。

米山氏は泉田裕彦知事の路線を引き継ぐとする。だが、投票の相当数が対立候補の森氏に投じられたことも忘れないでほしい。

地球環境や国の将来、県の財政基盤の強化に、原子力発電が必要だと考える多くの人がいる。勝利におごり、そうした声に耳をふさげば、新潟県だけでなく日本の将来に影が差す。

【主張】新潟新知事は「脱原発」脱却を(2/2ページ) - 産経ニュース

産経新聞がなんと首長選当選者に『公約を撤回せよ』と言い出しました。
(主張のタイトルは脱原発脱却となっていますが、内容はどう読んでも再稼働をすんなりと認めないことへの反対です)

で、それを述べる際に『米山=泉田路線 森民夫=反泉田路線』『米山=反原発 森民夫=原発推進』という書き方をしているのですが、選挙戦をきちんと追っかけていれば単純にそうとはいえない図式が見えてくるのです。それを見れば、森民夫の得票が単純に『泉田路線に反対』ではないことがよく分かるのではないでしょうか?

例えば、泉田前知事について、朝日新聞での世論調査では『「大いに評価する」が26%、「ある程度評価する」が57%だった。「あまり評価しない」は14%、「まったく評価しない」は2%だった。』という数字が出ています。この数字と得票率を比較すると、泉田知事の路線をある程度評価していた人も、森民夫氏に投票していることが容易に予想できると思います。

また投票日当日の出口調査ではNHKでは『柏崎刈羽原発の再稼働への賛否を聞いたところ、反対が73%、賛成が27%で、「反対」と答えた人のうち、60%台が米山さんを支持しています。』
朝日新聞でも『よりストレートに柏崎刈羽原発の再稼働への賛否を聞くと、反対64%、賛成28%。反対と答えた人の64%が米山氏、34%が森氏に投票。この差が決定的だった。賛成の人は72%が森氏に、24%が米山氏に票を投じた。』という数字が出ています。再稼働に反対する人も森民夫氏の得票には一定数含まれているのです。(逆に再稼働賛成の人が米山隆一氏に投票していることも事実ですが)

なぜ再稼働に反対する人が森民夫氏に一定数投票しているのか?と言われると、明らかに森民夫氏がそういう層の得票も狙いに行ったからです。

例えば、新潟日報の記事によると、『原発について「問題があれば国や東電に強く主張する。国に対して意見が言えるのは(全国市長会長をしていた)私だ」と強調』するという問題が有った場合には再稼働に反対するかのような言動をしていたり
読売新聞の社説にも『森氏も選挙戦後半は、「再稼働に同意しないこともあり得る」と述べ、慎重姿勢をにじませた。』と書かれ
日経新聞いわく『再稼働への批判を強める米山氏の追い上げを受け、終盤は「県技術委員会で検証して問題があれば、再稼働はノーと言う覚悟」とする慎重姿勢を強調。』
しんぶん赤旗いわく『森民夫候補(67)=自民、公明推薦=は告示前、「県民の安全・安心の確保を最優先」と抽象的にのべるだけでした。世論調査で原発再稼働反対が6割を超え、選挙戦後半、大慌てで「県の技術委員会でしっかり検証し、問題があれば国に対してノーと言う」と訴え始めました。』
『新潟市内の女性(62)の自宅に10日、「森民夫の選挙事務所」から女性の声で電話があり、「原発を再稼働しないことに決めました」と言います。「そんな話、聞いたことない」と問うと、電話の女性は「森民夫は、お勉強して考えを変えました」と言いだす始末でした。』
というように明らかに再稼働賛成とは見えない選挙戦を森民夫氏が行っていたのは明白だと思います。
別な記事で取り上げた自民党の公認反共ビラにもわざわざ「安全性が確認されないかぎり再稼働の議論は出来ない』と書いているほどに)

また、米山隆一氏が現時点での再稼働に反対しているからといって、脱原発を明確にしているかというと、個人的にはそうではないと思います。

米山隆一氏はあくまでも短期的な話として、『現時点の再稼働はリスクが高すぎるから反対』と判断しているに過ぎないように思います。
それ以降は昔の『もう30年かけて世界で一番安全な原子力をつくろう』という路線で動いてもおかしくないように私には思えます。

個人的には今回の米山隆一氏の主張よりも、新潟日報の記事にある、森民夫氏の応援に入った新潟市長の『森さんが国としっかり交渉して1年でも早い、1基でも多い廃炉、これを工程表にしていく。県民の声をまとめ、国に伝えていきます』という言動の方が、脱原発に明確に近い発言のように思うわけです。

このように、今回の産経新聞の『新潟新知事は「脱原発」脱却を』という主張の内容は何も見ないで薄っぺらい印象だけで文章を書いているとしか思えません。(いつもそうであるとか言わない)

 

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