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志布志市のうな子は偽装問題だ

2016/09/30 41views

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この記事の所要時間: 340

鹿児島県志布志市は27日までに、ふるさと納税PR動画「UNAKO」を動画投稿サイト「ユーチューブ」から削除した。特産のウナギを少女に擬人化して登場させた動画に視聴者から苦情が殺到、地元住民や養鰻業者などへの影響を考慮したという。

情報源: ふるさと納税動画を削除=「少女のウナギ」に苦情-鹿児島県志布志市:時事ドットコム

このうな子の動画、私も一度見たのですが、なんでこんなものを作ってしまうんだろうと疑問に思ったほどおかしな点が目立つ動画だったという印象でした。

今回はその中でも特に違和感を覚えた点について書いておきます。

 

『養って』という偽装問題

映像は『養って』と向こうが人間に自分を養うように要求するシーンから始まります。

これ、人間が鰻を養殖する動機を偽装しているんですよね。

まるで鰻に保護してほしいと頼まれているから、鰻が保護されないと死んじゃうようなか弱い存在だから養っているように見せかけていますが、そうではないですよね。

鰻が絶滅危惧種なのは、鰻が高価で売れるからということで、豪快に取られてしまうことが一因ですよね。

志布志市がどのような養殖技術を宣伝したかったのかが動画から全く伝わってこなかったのでよくわからないのだが、志布志市には、完全養殖の技術を研究する場所があるようなのですが、これは非常に大変な技術なようで確かに「やれることを全部やってやる」ぐらいでないと養殖は出来ないようです。

しかし、完全養殖は実際には実用化には至っておらず、メインは稚魚を自然界から捕まえてそれを育てるという形の養殖です。

つまり実際の養殖を擬人化するならば「養って」と言っているかどうかわからない小・中学生くらいの少女を不特定多数とっ捕まえてきて、養って、売っぱらうか調理するか、という描写になりますよね。

それを最初を『養って』と向こうが志望してきたかのように偽装し、最後もまるで自然界に放して上げているかのように偽装して、人間が関わる血生臭い部分を誤魔化しているようにしか見えない仕上がりににしてしまっているのです。

さらに言うと、女性と鰻を繋げてしまうと、鰻の養殖では他国で捕まえられた稚魚を買い付けてくるわけで、要するに女衒のように若い女性を買い付けてその女性を店舗に斡旋する人を描かないといけなくなるのではないだろうかと思うのです。

 

ここまで書いてみて、なぜ『女性』に擬人化してしまったのかという動機には、実は潜在的に『食べたら美味しい、高い価格で売れる=魅力的な女性』という発想があったのではないか、とすら考えてしまうのです。

正直そういうヤバイ発想につながってしまう描写は避けようと思うのが普通だと思うんですが、この映像を作った人はそこで『敢えて』とか考えてしまったんでしょうか?
なんか綺麗な映像にしておけば、そういう発想につながらずに、映像を無色化出来るとでもおもったんでしょうか?
実際には綺麗な映像だからこそそういう血生臭い面が強調されてしまうんですけどね。(ユートピアを作ろうとしたら悪いところばかりが強調されてしまいディストピアが出来上がってしまうみたいな話。)

そういう作品を作ることは民間の芸術で行えばいい話で、行政が自らを宣伝するためにそういう映像を作ってしまうというのは、ちょっと良くわからないですね・・・

最近、こういう方面に行政がストップがかからなくなっているのは、地方創生とか、地方消滅とか、色々と煽られた結果なのでしょうが、ちょっと生き過ぎな面が出てきているように思います。自治体のセンスがモロに出てしまっているのでしょうが、ちょっと負のセンスが露わになり過ぎなんではないでしょうか。(成功例?もいくつかあるのでしょうが、失敗のほうが目立ってきているように思います)

ちなみに依頼を受けてこの動画を作った博報堂の担当者いわく『動画はうなぎを天然水でストレスがかからないように大切に育てているということを一番に伝えたかった』と、のたまっていますが、そこを素直に描写せずに余計な要素を混ぜ込んで全くそういう部分が伝わってこない動画を作ってしまうセンスに脱帽です。

(民主党・民進党は博報堂と付き合いがあるようですが、支持率低迷の一因が博報堂にある気もしますね・・・)

 

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