醜い選挙戦を行う長野自民党( と笑顔の安倍晋三)

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松本市のJR松本駅前で、演説前に有権者とふれあっていた民進党新人の杉尾秀哉氏(58)に自民党の務台俊介衆院議員(長野2区)が側まで近寄り「落下傘より健太さん」などと“口撃”した。

それがきっかけで民進、自民双方の支持者とみられる男性同士の言い争いに発展したが、杉尾氏サイドが「相手にしないように」とたしなめ、その場を収めた。

務台氏は、杉尾氏の街頭演説直後に同駅前で控えていた安倍晋三首相と自民党現職の若林健太氏(52)による街頭演説のために待機していた。

務台氏は騒動の後の演説でも「長野県では県内出身者以外が国政に出たことがない。この気高い地域を代表する人として(杉尾氏は)認めない」と訴えた。安倍首相も「相手候補は選挙に出て議員になるために突然、長野県にやって来た。若林健太が負けるわけにはいかない」と声を張り上げた。

街頭演説の締めに首相らは、務台氏の先導により「落下傘より健太さん」の掛け声で拳を振り上げた。

杉尾氏は「相手は相変わらず個人攻撃に徹している。これが選挙の争点で良いのか」と聴衆に問いかけていた。

【参院選・長野】自民・務台衆院議員が民進新人の杉尾氏を「落下傘…」と“直接口撃” 支持者が一時小競り合いに – 産経ニュース

わざわざ有権者と触れ合っている対立候補に近づいて悪口に近い言葉を投げつける。
有権者がやることはこれまでも有ったでしょうが、選ばれし国会議員がこの有り様です。呆れ果てます。

しかも訴えている内容は『長野はよそ者を受け入れないから気高いのだ。だからよそ者は帰れ』という趣旨と言えるあまりにも“田舎”のマイナスイメージにぴったりと合致する内容で“田舎はやはり陰湿なのだなぁ”というイメージがこの一件で再確認されてもおかしくないですよね。

そういう『よそ者帰れ』コールを他所から応援にきた安倍晋三氏は産経の記事の写真を見るに笑顔で行ったようですが、『地方創生=よそ者帰れ』なのでしょうか?
私は地方創生のこれまでの報道のされ方を見るに『よそ者を受け入れ手を取り合う』が地方創生だと勘違いしてました。
これからは認識を改めようと思います。

ちなみに長野自民党は今回ずーっとこんな調子らしく、先月にも同じく産経新聞に苦言を呈されていました。

 公示前の16日、自民党候補の応援のために信州入りした安倍晋三首相(党総裁)は街頭演説でこう連呼した。

「落下傘より健太さんであります。どうか、この声を広げていきたい」

落下傘とは長野県出身でない民進党候補者を指す。自民党の務台俊介衆院議員は21日、松本駅前でマイクを握り「落下傘か健太さんかが最大の争点だ」と言い放った。出る言葉は「落下傘…」ばかり。22日の同駅前での演説でも繰り返した。わが耳を疑った。

自民党は長野選挙区で「落下傘か否か」を有権者に真っ先に問う戦略らしい。果たしてそれがどれだけ重要なのか。時代錯誤も甚だしく、参院選のあるべき姿ではない。

国政選挙で同党は落下傘候補を積極的に立ててきた。小泉純一郎政権下の平成17年の郵政選挙でも「刺客」なる落下傘候補を多数擁立した。安倍首相とて自身の選挙区で生まれ育ったわけではない。親から地盤を引き継いだだけだ。

あまつさえ長野県は「楽園信州」を合言葉として全国に「移住者、来たれ」と呼びかけている。そうした事実に蓋をしながら「よそ者は出ていけ」と言わんばかりのキャンペーンに血道を上げるとは情けない。

【2016参院選】「白鵬」になることなかれ 長野 – 産経ニュース

白鵬云々の記述は正直どうかと思いますが、情けない等々の指摘はまっとうだと私は思います。
ここには引用しませんでしたが『政策論争を仕掛ければ民進党にはまっとうな攻め手が沢山あるのに』という見解もまっとうです。
安倍晋三氏はどんな政策を話すときも(まともかどうかは置いておいて)民進党批判に繋げる天才なのですから、天才に学べば良いんです。
まぁその天才も落下傘云々に乗っかってるんで所詮こんなもんだという話なのかもしれませんが

ちなみに

『長野県では県内出身者以外が国政に出たことがない。』などと語っていますが
現在自民党長野県連会長の後藤茂之議員(長野4区選出)はホームページには現在の住所しか記述してませんが、Wikipedia曰く東京都出身らしいので、まずはそんなに気高い長野から自らの党の県連会長を追放してみてはいかがでしょうか?

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