興味乱舞に引きこもれず

全記事数:773件
 ブログ全体の総文字数は1,493,960文字です

権利保護の緊縮削減に反対するブログ

政策・思想

『論理的』よりまず『前提、定義、背景』に注目するべきだと思う

2015/10/30218views 

アドセンス広告

この記事の所要時間: 425

 

このクソツイみて思ったんですけど、属性を勝手に絞り込んで、自分が絞った結果を『先鋭化』と呼んでる人って意外といそうだな、と。

このツイートだと『フェミニスト界』の範囲が非常に不透明なんですよね。ラディカル・フェミニズム以外は『フェミニスト界』と認めない人になってしまっているんです。 要するに批判対象としているラディカル・フェミニズムの『偏狭さ』を、いつの間にか『ラディカル』と絞っている対象だけではなく、フェミニズム全般に適用できるようになるための理屈を開発して(このツイートでは『過激派の批判にさらされて過激派になっていく』という理屈)、過激派以外はフェミニスト界ではない、と定義できる流れを作って、最終的に『穏健派はフェミニズム界ではない』という定義を自分で作ったのを無視して、『フェミニズム界から穏健派は追放される』と決めつけるわけです。

フェミニズム界なんて、実際はこの人が勝手に定義付けているだけなんで、どこまでをフェミニズム界と定義するのかをいじってしまえば、どんな結論だって『フェミニズム界』については導けるんですけどね。

ラディカル・フェミニズムによって批判されたからといって、緩いフェミニストも住み分けてフェミニズム界に属し続けているとだって言えるでしょうし。

(このフェミニズム批判みたいなもの、左翼批判でもよく見ますよね。過激派が批判して内ゲバして云々みたいな。でも内ゲバしたからといって、内ゲバした団体から弾かれても、左翼自体から弾かれているかどうかは『別問題』なんだと思うんですが)

  こういう『実は本人が勝手に定義付けているだけの話』というものに、人は騙されやすいんだと思うんです。その定義を自然と受け取って、すんなり共通認識だと思い込んで、共有して、その土俵にあっさりとのってしまう人が多いんじゃないのかと思うんです。

特にTwitterだと140字以内の短文で書くために前提を端折って書く場合が多いために、そういう『前提』や『定義』、『背景』についてきちんと共有できないままに拡散されていく場合が多いわけです。Twitterだけじゃなくて、まとめブログとか報道とかでもありますけど。

 そんじゃーねの人じゃないですけど、これへの対策というか、こういうことにならないためには『自分のアタマで考えよう』という話になってくるわけですよ。

読むときに一旦『前提はどうなってるんだ?』とか『その言葉の定義はどうなってるんだ』みたいに考えてみる。そういうことをしてみるのが大事なんだと思います。(そんじゃーねの人の『自分の頭で考えよう』も、なんでそんじゃーねの人がそういうことを言うんだ?とかの背景などを考えて批判されてるわけで、背景を共有することが大事なわけです。そもそもその言葉を批判してる人も『自分の頭で考えて』批判していますし。)

最終的に私は『文章を読むときには、論理的であるか?よりも、背景、前提、定義の3要素に注目しないと、あっさりと間違いを受け入れてしまう』という事を言いたいのです。

文章のつなげ方が論理的であるからといって、そこで使われている言葉の定義だとか、事象の背景、前提までを受け入れてしまうのは、間違いを産む元であるということをきちんと認識することが、大事なのではないかな、と思うのです。

というわけで最後に前提が全く提示されてないツイートを2つ提示して終わろうと思います。『そもそも行列を作っている人がどこに住んでいる人なのか』とか『東大が負ける確率』という面での定義が滅茶苦茶なんですが、そういう事に気をつけないと、『すごーい』とあっさりと信じてしまいそうな滅茶苦茶な数字を提示しているツイートです。

これらはわかりやすい例示ですが、これに似ていることは多いので、本当に『背景、定義、前提(順番ばらばらですみません)』の3つの要素を大事に文章は読んだほうがいいと思います。  

(並んだ人が全員鳥取県民だという根拠が皆無)  

(全敗する確率を導き出した数式や根拠が不明)

 

-政策・思想
-