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ジェンダーとセクシャリティーの多様性 人権問題

杉田水脈の人権認識が無茶苦茶

2016/04/04 1612views

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まぁ、無茶苦茶なのは杉田水脈だけではなく、『人権派』を蔑称として使うなどの、人権嫌悪傾向にある人たちは、同じ無茶苦茶な認識を抱いているように思うのですが。

今回取り上げるのは、杉田水脈氏が書いたblog記事です。ほぼすべての文章が無茶苦茶であって、個人的にはクズという一言で無視をしていいと思うんですが、こういう事を真面目に言ってる人が他にもいそうなので、批判というか罵倒をしておきたいなと

男性に向かって「子供を産みなさい。」と言っても無理です。この事実がある以上、いくら男女を平等に扱おうとしてもそこに物理的に無理なことがたくさん存在します。これは差別ではなく区別です。それと同様に生産性のあるものと無いものを同列に扱うには無理があります。これも差別ではなく区別です。

生産性があるかどうかで左右するのは、差別でなくて区別です、とのこと。この主張が成立する場合、外国人特権と次世代の党が主張するものも生産性が外国人にあると認定されれば特権ではなくなるのだろうか?

などという冗談は別として、この『生産性のあるものと無いものを同列に扱うには無理があります。』というのは、黒人差別などの理由付けでよく使われる文言です。

『生産性』なるもので左右しているから差別ではないというのは、差別が何かを一切わかっていない証拠です。

『「差別」とは、「本人の努力によってどうすることも出来ない事柄で不利益な扱いをすること」』という認識は、差別問題において基本中の基本となっているのに、国会議員たる方が知らないのでしょうか?

生産性の有る無しも、本人の努力によってどうすることも出来ない事柄になる場面もあるのですから、そういう生産性を根拠に不利益な扱いが行われたら差別に決まっているじゃないですか。

 

日本では基本的人権が保障されています。性別や年齢に関係ありません。LGBTの人たちにも当然保障されています。この上で、「女性の権利を」とか「LGBTの人たちの権利が」とかというのは、それぞれ、「女性の特権」「LGBTの特権」を認めろ!という主張になります。

ここで杉田水脈氏が述べている基本的人権とは何のことでしょうか?

多分、杉田水脈氏は『基本的人権って憲法に書いてあるから、それできちんと保証されてるね!良かったね!』ぐらい吐き捨てそうな雑な勢いでこの文章を書いたのではないでしょうか?

これを読んでいる方の半分くらいはわかってくれると思いますが、当然『基本的人権はもう保障されているんだから、これ以上権利を望むのは特権を求めていることになる』という理屈は滅茶苦茶であり、とんちんかんです。

基本的人権というのは中身が伴ってこそ保障されるものであるというのは当然の話です。そこで、どこまでが基本的人権になりえるのかというのは、憲法の条文の『解釈』の問題になってきたり、場合によっては慣習の問題になってきたりするわけです。

そこで重要になってくるのが『これは基本的人権ではないのか?』という問いかけなのです。基本的人権の中身は要するに時代や環境によって変わってくる部分もありえるわけです。『新しい人権』なんていうものも出てきているわけで。

そういう部分を無視して『もうフルスペックの人権を与えてますから!』みたいな主張をされても困るわけです。さらに言えば、この方『区別です!』ということで人権を制限していることを容認しているわけで(人権ではない!という主張をしている、と言ったほうがわかりやすいだろうか?)、そういう『へんてこな区別という名の差別』から身を守るためにも『権利をくれ』という主張を行うのは重要なことだと私は思います。

 

地方自治体には対応しなければならない課題が山積しています。(中略)そんな中で人手を割いて取り組むほど重要な課題ではありません。もっと一般の市民の方々の生活に直結する問題でやらなければいけないことがたくさんあるはずです。優先順位のつけ方を間違っているとしか思えません。

LGBTは一般の市民ではないというのですね分かりました

 

LGBTの人たちを差別するつもりは全くありません。自分たちの生活を謳歌していただければいいし、幸せな人生が送れるよう頑張っていただきたいです。人生、思い通りにならないことの方が多いです。この問題を含め、うまくいかないことがあれば国や行政になんとかして貰おうとする。そういう事例が噴出してきています。性別とか性的嗜好に関わらず、自分の問題は自分で解決できる自立した人間を作るための努力を怠ってきた、戦後日本の弊害かもしれません。

 

人が幸せになる権利に障害を作っておきながら他人ごととして『幸せな人生が送れるよう頑張っていただきたい』『人生思い通りにならない事が多い』『自分の問題は自分で解決できる自立した人間を作るための努力を怠ってきた、戦後日本の弊害』とかテレビのコメンテーターですら言わないような、生臭坊主の説教のような必要もない糞みたいな説教を投げつけてくるわけですね。

というか、『権利をくれ』というのも立派な『自分の問題を自分で解決する方法』でしょうが?何をふざけたことを言っているんですか、この人は。

権利関係とか、そういう『行政』の部分に自分の問題が入っているからこそ、自分の問題を自分で解決しようと当事者が政治の世界に入ってきているんでしょうが。それを何が『うまくいかないことがあれば国や行政になんとかして貰おうとする。』だ。ふざけるなクソが。

そうやって個人の問題に矮小化して、国家は個人を捨てていくんでしょうね。そういう国家をお望みなのでしょうから、是非貴女が国家に一番に捨てられたら、さぞ幸せなのでしょうね。

今回、貴方の批判先に居るLGBTは、ずっとずっと個人で十分解決しようとしてきたでしょうよ。貴方がそれを知ろうとしないだけでしょうが。それでそんな全部知っているような口を聞くなんて、さすが国会議員を一期務めた大先生は素晴しいご見識を持っているようですね。

そんな大先生はどうぞ黙って名誉を得て素晴しい自分の人生を送って下さい。そして一生日本に絡もうとしないで下さい。今貴女が訴えている問題も、全部国家に頼らずに、政治や行政に頼らずに自分で解決して下さい。そうすれば貴女の主張も成立して、貴女はハッピーになれるでしょう。

 

ちなみに、この杉田水脈氏が所属している次世代の党は、2014年の衆議院議員総選挙の際のアンケートで『(LGBTの問題は)人権問題として積極的な取り組みが必要』『同性でも婚姻制度を適用できるようにすべきだ。』などの回答を行っているのですが、どう考えても不誠実な回答を返しているとしか言えません。

こんな事をしているから、総選挙で大惨敗をするんじゃないんでしょうかね?

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