真山勇一氏、神奈川に転出?

この記事のアクセス数
5,690PV
この記事は約4分で読めます。
記事内にアフィリエイトリンク等の広告が含まれています。

 民進党は7日、参院選神奈川選挙区(改選定数4)の2人目の公認候補に旧維新の党出身の無所属・真山勇一参院議員(比例)を擁立する方向で調整に入った。
民進党の江田憲司代表代行が同日、擁立を目指す方針を伝え、真山氏も受け入れた。真山氏は、国会法の規定で民進党に合流できなかった旧維新の参院議員5人のうちの1人。民進党は現職の金子洋一参院議員を神奈川選挙区の公認候補に決めている。

民進、神奈川で旧維新・真山氏擁立へ…参院選 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

こういう方向に行ったか、と正直驚きました。最近まで地元である調布市で活動してましたからね、真山議員。

真山議員は今年改選なのですが、全国比例区の名簿に掲載されても、個人名の票数で明らかに民進党の労組出身議員等に負けてしまい、当選できない可能性が高かったです。

そこで生き残りを掛けるという意味で江田憲司氏の地盤を活用して神奈川選挙区に活路を見出すというのは、確かにありなのかもしれません。

しかし神奈川選挙区の情勢は、正直言うと厳しい物があります。

神奈川選挙区を検証

神奈川選挙区は2013年の選挙から当選者数が4に増えました。

今回改選になるのは2010年の選挙で当選した方なので、現職は3名。
その中で自民党の小泉昭男氏は三原じゅん子氏と公認を争った結果、自ら不出馬を表明したので、残りの2名が今回の選挙に挑むことになります。

まず1名は元みんなの党、現在自民党の推薦をもらい、河野太郎氏や麻生太郎氏の名前を掲げ、活動をしている中西健治議員。

もう一人が民進党で、緊縮財政と増税に反対している金子洋一議員です。

そして、その他の候補擁立状況としては、まず公明党から防衛大学校出身の工学者である三浦のぶひろ氏、おおさか維新の会が元広告代理店社員で城田優氏の兄である丹羽大氏、共産党があさか由香氏、社民党が約20年、生活保護者らの健康相談ボランティアをしていた森英夫氏を擁立することがすでに報じられています。

これまでの選挙結果を振り返っても、これ以上出てくるとしても、日本のこころを大切にする党か新党改革ぐらいだと思われるので、選挙結果予測をこの候補者が全員出てくるという前提で行ってみようと思います。(ただし屁理屈による机上の空論であり、実際の選挙区の空気感などはわからないのでご了承ください)

まず、中西健治氏の推薦を決める際に、自民党の神奈川県連は組織として中西健治氏を応援することを拒否しています。つまり組織としての応援は三原じゅん子氏に一元化されることになるために、知名度と組織の掛け算により、ぶっちぎり一位当選をするのではないだろうか?と思われます。

続いて2位以降ですが、ここは2010年と2013年の2位当選を占めていたみんなの党が解党されているために、正直読みづらくなっています。
で、そのような混戦の際に強いのは、圧倒的な固定票の存在を背景にしている公明党の候補者なのではないかな?と。2010と2013年の比例票や選挙区票の獲得具合から考えると50万票近くが基礎票(12~3%)でそこに多少票が上積みされるという感じで読むと良いのではないか?と思われます。この安定した票積みで悪くても当選圏内には安定して入ってくるのではないか?と思います。

残り2議席の行方なのですが、これは二つ考える事があります。
それは、民主党支持層のボリューム、そしてみんなの党票の行方です。

様々なデータを見た上の推測として民主党支持層は10%前後、みんなの党支持層は15%前後の得票率への影響力が神奈川選挙区ではあるのかな、と思われます。これは大体公明党が所持している固定票と比較しても遜色が無い感じなのですが、今回はこの支持層を奪い合う形になります。

ただ、これまでの流れを見るに、民主党支持層は民進党の金子洋一氏が殆どを取っていくのではないかな?と推測されます。民進党候補者として真山勇一氏が増えても、そちらには民主党系の組織的な脈やイメージがほとんど無いと思われますので。

後は、中西、金子、真山、丹羽によるみんなの党の票と無党派層票の取り合い勝負となり、そこの混戦を横目にさっそうと独自の票を集めていく共産党、という構図が見えてきます。

で、一番考えられる構図が、民主党支持層に+αの票を積んだ金子洋一氏が3位に入り、元みんなの党の議員である真山勇一氏と中西健治氏とおおさか維新の丹羽大氏で残り票を取り合った結果、共産党が4位に滑りこむ図です。

与太話ですが、江田憲司氏の良くない噂として、ライバルを落選させるために候補者を送り込むことがある、という噂があります。

今回の真山勇一氏の擁立は、自民党に入党しそうになっている中西健治氏の落選を狙った擁立なのではないか?とも思えなくはありません。構図的には。(あまり思いたくないですけど)

というわけで個人的な神奈川選挙区当選予想は

  1. 三原じゅん子(自民党)
  2. 三浦のぶひろ(公明党)
  3. 金子洋一(民進党)
  4. あさか由香(共産党)

以上のようになるのではないかと思います。

正直言って真山勇一氏は、よほど無党派層を発掘しないと当選は困難だと思います。しかし本当に神奈川選挙区から出馬するならば、最善の結果が出るように祈っております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました