日刊ゲンダイの山田俊男議員暴力報道、本当だった

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自民党の山田俊男参院議員が18日に党本部で開かれた会合の終了後、出席した全国農業協同組合連合会(JA全農)の関係者に対して暴力を振るっていたことが分かった。

自民党の伊達忠一参院幹事長は25日の記者会見で「本人は事実関係を認めている」と説明した。

情報源: 自民・山田俊男氏が暴力=党会合後、JA関係者に (時事通信) – Yahoo!ニュース

この報道、先に日刊ゲンダイが事実関係を記事にしていたのですが、記者会見で裏が取れた事による後追い報道が出てきたようです。

自民党参院議員が白昼堂々の“暴力沙汰” JA関係者を殴る | 日刊ゲンダイDIGITAL

日刊ゲンダイの記事によると

 この日は午前10時から党本部で会合が開かれ、加工品の原料原産地表示について、“生産者”“事業者”“消費者”の各団体代表がそれぞれの立場で意見を表明。表示の必要性を唱える生産者、消費者側の意見が大勢を占めた。

ところが、会合の途中から現れた山田議員は、後半の質疑応答の際、「原産地表示義務がなくても弊害はない」と、生産者や消費者側とは真逆の意見をぶち上げたという。

暴力事件が起きたのは、会合が終わった後だったという。会合に出席したメディア関係者はこう言う。

「会合終了後、生産者側の立場にいるJA関係者が、山田さんに直接意見を言うと、山田さんは『おまえは何を言ってるんだ!』と激高。『ぶん殴るぞ!』と詰め寄っていました。JA関係者が『殴りたければどうぞ』と言った瞬間、みぞおちあたりに相当な力で2、3発拳を入れた。JA関係者がひるんだと見るや、何も言わずに去っていった。周囲にはマスコミ関係者を含め、十数人残っていましたから、騒然としました」

 

 事の真偽はどうなのか。殴られた被害者に電話で話を聞くと、こんな答えが返ってきた。

「山田さんの暴力は事実です。医者にかかると、全治1週間の打撲傷とのことで、診断書も手元にあります。18日以降、何度かメールでやりとりしましたが、謝罪の言葉はありません。法的手段に訴えることも検討しています」

山田事務所に問い合わせると、「議員本人が忙しく、23日中に事実関係を確認するのは難しい」と否定も肯定もしなかった。

というように山田俊男議員が自分の主張に反論をしてきたJAの人間に激昂し、腹を殴打した、ということのようです。

ちなみに山田俊男議員は全国農業協同組合中央会(JA全中)の政治団体「全国農政連」が擁立した参議院自民党比例代表選出の議員(元JA全中の専務理事)であり、JA全農もパーティー券購入などで金銭的に支えている、いわば自身の支持母体と言える存在です。

上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 : 政治献金禁止のJA系2団体が政治資金パーティー券大量購入!

その支持母体の人間に反論され、怒り、殴るという失態は本当に情けないなぁ、と思ってしまいます。

そして、その後、伊達氏に確認された時のこの発言も呆れるばかりです。

「相手は親しい元同僚であり、暴力という認識はなかった」とも釈明した

親しい相手だったら議論が白熱したら人前でも殴ってしまうという癖、怖くて陳情も出来なさそうな感じですよね。上司には絶対なってほしくない程度には『話にならない』人間なように思います。

その結果が『農業関係者からは「TPP反対と言いながら、実績を残していない」「生産者の立場に立っていない」と悪評が飛び交っている。』状態なんでしょう。

今年の参議院選挙では、二人目の全国農政連の組織内候補が自民党比例区から出馬するようです。山田俊男氏への票数も2007年の最初の当選から、2013年の2回めの当選時の得票は減っているという話ですので、この騒動が更に全国農政連候補の得票を減らすことになるのかどうか、注目かもしれません。

 

オマケ

ちなみにTPPを巡る議論では『政府・自民党が国民に嘘をついたとみられてしまう。日本が自分から(譲歩するため)パンツを脱ぐみたいなものだ』という迷言?を残しています。

農協出身の自民・山田参院議員 「なぜパンツ脱ぐのか」 TPP聖域撤廃検討に反対 – どうなってるの?

 

 

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