投票しないのは自業自得で自己責任?

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やっぱり自己責任論を放り投げてくる奴は糞だな、と思ったというのが第一の感想なんですが、結論が『投票に行こうよ』なのが非常に残念すぎる考えとしか言いようがありません。

脅しをかけるために必要なのは『選挙』というのは、一種の誤解です。

選挙の場合、投票理由は複合的と言えるでしょう。その結果、なぜ投票が増えたのか?投票が減ったのか?というのは政治家が独自に解釈していくのです。要するに、その解釈の時に無視できないメッセージが送られている必要があるわけです。その無視できないメッセージを送る行為が、ツイートに書かれている『毎日のように陳情』のような類です(個人的には、高齢者が毎日のように陳情しているかは疑問です。議員と人脈が出来てて、コミュニケーションが他人より多い可能性は高いと思いますが)。

しかし、そのたぐいを行うには時間や体力、人脈、その他諸々必要になりますよね?それを割ける人間しか圧力を掛けることは出来ないんですよね。それが出来ない人が選挙に行っても、それが出来ている人をサポートしてしまうだけで、出来ない人の本心は伝わらない可能性が高いんですよね。

で、それを出来ないことは『自己責任』かと言ったら違うでしょ?

例えば、労働では時間と体力を提供することでお金を得ないといけないわけです。
そして待機児童問題で言えば、子どもを入園させるために労力を割かないといけないんです。そして入園させた後も、子育ては続きますし、共働きの可能性だったり、家事に労力を割かないといけない可能性もあります。

つまり、目の前の自分に降り掛かってくる課題を解決する、目の前の火の粉を振り払う、そんなことが最重要なわけで、それ以上の事をする余裕が存在しないことを『自己責任』と言えるのか?ということなんですよ。

必要なのは『自己責任』ではなくて、余裕のある人間が、そういう人に余裕を分けてあげることなんじゃないのかと。

というか、現実を押し付けて、現実に打ち勝たないならお前はダメだ、と言い出すのが『投票を棄権してる人たちに対するアラーム』だと述べていますが、そんなアラームは何千回、何万回と聞かされていると思いますよ?

そしてそのアラームは、ほとんどの人にとっては『諦め』しか産まないのではないでしょうか?

その選挙権の行使のために支払うコストに対して、本当にメリットが生まれるのかは、誰も保証できないのですから。
長期的にはメリットがあるかもしれませんが、短期的にはリスクばっかりなのです。

必要なのは「アラーム」のような冷たい北風ではないでしょう。「支援」という太陽が必要ではないのでしょうか?

そのような支援もできていない状態で、しばきあげられても、そのアラームは何も行動を起こさせないどころか「ああ、逃げられないんだな」という諦めを呼びこむ、死のアラームとしか言いようが無いです。

行動している俺偉いとか言いたいのかもしれないですし、俺は行動しているのにずるいとか、行動している俺を支援してくれ、みたいな事を言いたかったのかもしれないですが、余計なお世話であり、お前の意思で投票棄権者を崖から突き落とすな、議論を起こすためにそこまでお前はアホになれるのか、と思いました。

議論を起こす前にもっと自分で考えてください。

 

オマケ

「なんで解散しないんですか?」の小4なりすまし騒動を起こした青木大和が斉木陽平しがトップの塾の卒業生だったらしく、メッセージを送っているんですけど

君に主張があるなら、なぜ正々堂々主張しないのか。
大和魂溢れる日本男児ならば、
「卑怯」な行為を最も恥ずべきことと心得ているはずではないか。

(中略)

次に、高校生だった君は「僕は日本を愛している。何としても日本の民主主義の活性化に貢献したい」と僕に言った。その言葉は偽りではなかったはずだ。
だとするなら、君は民主主義の選挙のルールによって負託を受けた総理大臣に対する礼節と敬意を持つべきではないか。
にもかかわらず、君の行いは一国の総理に対してあまりに侮辱的であり、
あまりに中立性を欠いていた。
これは民主主義を冒涜する行為であり、看過し難い行いだ。
権力の前にひれ伏せなどと言っているのではない。
仮にも君は若者の政治参加を謳うNPOの代表だったはずだ。
そうであるなら当然持つべき「民主主義への敬意」を君は欠いていた。
このことを私はどうしても看過できない。

斎木 陽平 – 【青木大和と彼がご迷惑をおかけした全ての皆様へ。】…

民主主義への敬意があるなら総理大臣を侮辱するな、と言い出していて、民主主義信仰のあまりの強固さに、「その信仰には絶対ついていけないし、ついていったら信者は討ち死にするな」と思いました。

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